心理用語で○○コンプレックスというのがあります
エディプス・コンプレックス、シンデレラコンプレックス、白雪姫コンプレックス…。
で、その使われ方を見てみると
『学者の先生たちは、童話(あるいは神話)の、上っ面しか撫でてないでしょ?まぁ、偉い学者先生になる為には、童話なんて、のんびり読んでませんよね』…って、痛烈な皮肉が思い浮かぶくらいに、酷い
エディプスコンプレックス
父を殺し、母とHしたい…という、男性の心理なのだそうだ
エディプスコンプレックスとは、母親を手に入れようと思い、また父親に対して強い対抗心を抱くという幼児期においておこる現実の状況に対するアンビバレントな心理の抑抑圧のことをいう。
フロイトは、この心理状況の中にみられる母親に対する近親相姦的欲望をギリシア悲劇の一つ『オイディプス』エディプス王)になぞらえ、エディプスコンプレックスと呼んだ(『オイディプス』は知らなかったとはいえ、父王を殺し自分の母親と結婚したという物語である)。
…ま、これが、心理学におけるエディプスコンプレックスの定義です
結果としては、オイディプスは、父を殺し、母と結婚するのですが
それは、あくまでも、事象に過ぎない
オイディプスの悲劇とは、ギリシャ神話の話で
父王(ライオス王)は、神託で
『子供を作ってはならぬ、子供を作ればその子は
ライオス王を殺すだろう』と告げられる
(ギリシャ神話の神託は、100%当たり、不可避です)
しかし、ライオス王は、酒に酔った勢いで、妻イオカステの
体を求め…それで、出来ちゃったのね(;^_^A)
神託を恐れたライオス王は、男児を殺そうと考えるけど
まぁ、小悪党タイプでそこまで非情になれず、
山の中に捨ててくるように、従者に命じ
また、従者も、山の中に捨てて、野獣に食べられたら
寝覚めが悪い…と、羊飼いに預ける
羊飼いは、遠くの王様夫妻が子供がなく困ってると聞き
この男児を差し出す
子のない王様夫妻は大変に喜び、
腫れた足(オイディプス)と名付け、可愛がった
オイディプスが立派な若者になった頃
神託で、自分が『父を殺し、母を犯す』運命にあると知り
遠くの王様夫婦を自分の実の父母だと信じてる
オイディプスはその悲惨な運命から逃れようと
実は、母国である国へと旅立つ
母国(とは知らないのだが)へ行く途中
メチャクチャ横着な王様が、ナメた口を利いたので
カッとなって殺してしまう
実は、これがライオス王で、ここに神託は成就されたが
オイディプスはその事を知らない
で、その頃、母国はスフィンクスに悩まされていた
スフィンクスを退治したものには、王位と、前王妃を与える
(変な話ではあるけど、ギリシャ流だと思って…。
イオカステは美人だったらしいし
名誉と美女を与える…って感覚だったのでしょう)
オイディプスは謎を解き、王位と美しい妃(実は実母)を手に入れる
まず、現代の感覚で言えば、近親相姦なんて
とんでもない大悪だけど、ギリシャ神話では
そう、珍しいことでもない
神様だからいいのかな?
…とは思うけど、有名なところでは
主神ゼウスと、妻ヘラの関係は
兄と妹である
また、地母神ガイアは、自分の息子と交わり
子供を残してますし
で、肝心な事なんですが、オイディプスは実の父母を知らない
育ての両親を、実の父母と思っていたわけ
で、幼児期の男児が実の父母を知らないだろうか?
…つーか、幼児期の男児の心理を表すのに
成人のオイディプスの話を持ち出すのは無理がないか?
原作を知ってると、かなり違和感がある言葉なんですよ
こういうのにシンデレラコンプレックスがあります
ぺロー版(ディズニーなんかで有名なカボチャの馬車が出てくる)は
まぁ、困っていたら、魔女が助けてくれる…という展開なので
『外的要因が自分を劇的に変えてくれる事を期待して
何もしないから、いつまでたっても大人になれない』
…という辛らつな表現が当てはまらなくもありませんが
グリム版は、かなりの野心家です
王子を射止めようと思って、色々画策してた
…としか、思えませんもん
最後の『ガラスの靴(グリム版では金の靴ですが)を
履いて、王子のお相手の美女…と分かるシーンも
『そう言えば、あと一人、娘がおりますが…』ではなく
自分から『私にも靴を履かせて下さい』と名乗り出て
『お前なんかが履ける訳ないだろう?』と
義母にたしなめられる…というシーンもあります
『履けば、私だと分かる』という自信(自負心)が
こう、言わせたのだと思うけど
間違っても、白馬の王子様が来るのを夢見て
眠っている少女などではありません
男性に求める理想が高い…というのは
シンデレラ症候群にある通りかもしれませんが
チャンスを図太く生かす工夫や努力をしてます
そういう意味で、これに近いかも?
女力(めぢから)
- 大人の女力検定/コナミデジタルエンタテインメント
- ¥3,990
- Amazon.co.jp
- anan監修 女ヂカラ緊急アップ!DS/バンダイ
- ¥3,990
- Amazon.co.jp
チャンスはフルに生かす貪欲さがキーワードです
そして、一番原作と程遠いのが
『白雪姫コンプレックス』
なんだと思う?これ?
母親から愛情を注がれなかったため
娘に対して、虐待を繰り返してしまう
負の連鎖というか…。まぁ、そう言うモノ
- 夜ごとの揺り篭、舟、あるいは戦場 (講談社文庫)/森 瑶子
- ¥327
- Amazon.co.jp
難解な小説があったら、間違いなく
トップ3に入りそうな、恐ろしく難解な話です
東京ラブストーリーの作者
『柴門ふみ』推薦じゃなかったかな?
『女じゃないと理解できない』という感想が
ありましたが、私の友達(♀ )は
『あたし、女だと思ってるんだけど無理だった』
…と言ってました
ザッピング の能力がないと無理だろうなぁ…。
(チャンネルをせわしなく切り変えても
頭の中で一つの番組として成立させられる人
…ただ、男性に多いように思うのだけど…。
…でも、ウチの母はザッピングするなぁ
うっとおしくて仕方ない)
今度、難解ぶりは解説するけど…。
確かに、女じゃないと理解不能だと思うけど
女だからといって、全員、理解可能だとは到底思えない
これに出てくるのが、母親から無視され続けた為
娘を愛しようにも、愛する事が出来ない母の話
…ただ、場面が切り替わりまくりますが
(主人公の心理状態なのでしょうけど)
この場合、祖母→母→娘…と
しわ寄せは、自分より弱者…と表現していいのかな?
年下の者が割を食う形になってるの
でも、グリム童話の白雪姫を読んだ人は知ってるでしょうけど
白雪姫は、母親に復習をするの、娘じゃなくてね?
モノが白雪姫(ほわーんとした天然娘のイメージのあるお姫様)だけに
あんまり、夢を壊したくないんですけどね
白雪姫の母が、その母に虐待されていたという記述もなければ
白雪姫が女の子を産んで、その子に毒りんごを食べさせた…という話もない
白雪姫の母が、白雪姫を何度も殺そうとし
白雪姫は、最後に母を殺す
…殺伐としたお話ですが、これで終わりです
なんで、母の虐待が娘に遺伝する…という症例に使われるのか
全く、理解できません
私に分かるのは
『子供の頃、童話をキチンと読んでいないと
どんなに頭が良くても、正しくは理解できないのね…』です
まぁ、心理学の先生が童話に造詣が深い訳がないから
当然の結果なのかもしれないけど、クラクラしました