ビンラディン暗殺のニュースがありました。
オバマ大統領は、Justice Done 正義がなされた と言い、
市民が、ホワイトハウスの前や、グラウンドゼロで
USA! USA! と喜び溢れて大騒ぎ。
9・11があまりにも衝撃的だったし、
その後、空港での検査の強化や、世界中で、影響を受けなかった人がいないほどのことで、
私としては、ビンラディンが死んで良かったとは思うけど
一般的な反応に対してはうーん、となりました。
ニュースじゃ『作戦遂行』『銃撃戦の末殺害』という言葉しか使ってない。
でもねぇ~駐留していたその国にも一言のことわりもなく
(ま、言ったら漏れちゃうかもしれないから、アレですけど)
いきなり奇襲しての暗殺であることに変わりありません。
正義をふりかざしていて、大多数が同意しての圧倒的暴力で、というのがどうもヤなんで…うーん…なんだ。
一昨日、子供の高校でミュージカルやったんで見に行きました。
プロダクションは素晴らしい!
メインキャラの女の子は、あと5年もしたら本当にブロードウェイで活躍するんだろうな!と今から楽しみなくらいすでにプロな域です。
振り付けとかもよかったし、セットや衣装、美術とかも低予算だろうに効果的ですばらしく、演奏も金管楽器以外はよかった。
ただただ、肝心の音楽が最悪にきらいでそれだけが難でした。
ラグタイムという題で、ラグタイムの音楽が流行った
20世紀になったばかり頃のアメリカの話です。
裕福な白人母が、捨て子しようとしていた黒人母を子供ともども引き取り、旅から帰って来た白人父が黒人なんて!
と何を言ってもこの子は私が守る!
という、ポリティカリーコレクト(今の時勢で、民意や政治的に正しいとされている意見に流される傾向)を押してる話なんですが
その後ラグタイムのピアノ弾きで、マジメに働いて車まで買った黒人父は白人家庭に日曜ごとに現れ、自分の誠意を示し続けやっと心を開いてくれた黒人母と結婚しよう、としていたのもつかの間、ただ黒人だからという理由で街で白人に車をメッタメタにされ、引きずりおろされ、黒人母を殺されてしまったのに逆上し、図書館にろう城する事態に。
しかしニュースを聞き、黒人父に同情して来た白人男は、黒人父に人質に取られてるという報道のされ方をされており、説得にきた黒人神父に公正な裁判を約束されてるよ、と諭されるも、そんなことは期待できないだろうと観念。
懸念通り、降伏して建物の外に出た途端あっさり殺害されて終わるっちう話。
も=====どんなに、いまさら白人が、自分の立場をよく見せようとしても、激しい偏見と、圧倒的な暴力が、一般的に普通だったあの時代、有色人種に公正な裁判なんかありえなかったという訳ですね。
でも100年経っても。USA! USA! と喜び溢れて大騒ぎの殆ど白人の若者の画像をニュースで見ると、基本的に変わってないと思ってしまいます。
しかもあのラグタイムは音楽がまた最低でねぇぇええ!
最初のミュージカルナンバーの歌詞が、
白人が一番!ここは白人だけのもの。
ニガーもいらないし、びんぼったらしい移民もいらない
とかって歌詞なんですけど、まさに!黒人のスィングも、フォークなフレーバーもなにもない、どの曲もどの曲も、やたらセンチメンタルなバニラ・ポップな音楽で、耳に残るメロディーもなし!何時からこんなスタイルの曲がミュージカルとして普通になってきちゃったんだろ。
話は戻りますけど…
911やらかしたテロリストグループってのがオウム真理教みたいなえせ仏教系団体だっとしたらどうだったでしょう?それからは普通の人だってアジア人ってだけで、暗に差別され、多大な被害を被るんですよ。
それで、ある日突然ヘリでがーーっと来て東京の高級住宅街にあるアジトで麻原彰晃みたいな首謀者が暗殺されたとしたら。
麻原が殺される事自体はぜんぜん構わないけど
それがJUSTICEと言い切れる態度にどうしてもひっかかるものを感じます。
テロリストやヤクザじゃなくって、国連に加盟してる民主国家が、最初っから確実に殺害する作戦にでて、大統領もオッケー出してるっていうのが。
悪い奴はぶっ殺す。
そういう教育でいいのかって、思っちゃうなぁ。