「どこ行ってたの!」

理「うるさいな。別にどこでもいいじゃん。」

「よくない、よくないよ。」

理「由依、私たちもう別れたんだよ。」

「っ…」

理「早く出てってよ。」

「やだ、私は認めない。理佐が勝手に別れよって言っただけじゃん。私頷いてないもん。」

理「はぁ…ほんと、そうゆうとこ。」
「服取りに来ただけだから。早く実家にでも帰って。」
「………さよなら。」


「なんで…」


ガチャン


唐突だった。
仕事から帰ってきた理佐に一言、別れよ。それだけ言われて理佐は家を出ていって。
これまでも何度かあった、多分今回で五回目。
いつものように忍法記憶喪失を使っても、今回は効かなくて。

毎日毎日違う女の人の匂いを残して帰ってくる。

そっか、もう、終わりなんだね、

「さよなら、理佐。」



-半年後-

プルルルル

"平手"

「もしもし?平手?久しぶりじゃ…「理佐が!!!!」え?」

平「説明してる暇はない、坂道病院、早く!!!!」

「わ、わかった。」

理佐、たったその一言で私の胸は高鳴りを覚えるくらい私はまだ理佐のことが好きなんだ。

-坂道病院-

「はぁはぁ…平手!!」

平「こば。理佐は406号室にいる。」

「分かった、ありがとう。」
「とりあえず、行ってくるね。」

平「待って!!!」

「え、?」

平「何があったの、?」

「何があったって、?」

平「たまたま仕事で理佐の家の近く通ったから顔出そうと思ってさ、家行ったら、玄関のドア空いてた。」

「え、」

あんなに心配性でしっかりしている理佐が鍵を閉め忘れるなんて絶対にない。

平「開けたらさ、理佐泣いてたんだよ、あんなに綺麗だった部屋は見る影もないくらい荒れてた。」
「それで今回、睡眠薬を大量摂取して救急車で運ばれたって。」

「そんな、」

さよならって言ったのは、理佐なのに。

「なんで泣いたの。」

ガラガラ

「理佐…」

酸素マスクを付け、綺麗な瞳は閉じられている。

なんで、なんでこんなこと。

前みたいに、笑ってよ。
由依、朝だよって優しい笑顔で起こしてよ、
私の事、起こしに来てよ。

嫌だ、って言われたら私どうすればいいの、?
泣けばいい?それとも死んだ方がいい?
それとも気狂って空でも飛べばいいかな。

むしろいっそのことさ。
私自身にキスして、どんまいって言うほうがましかな。


「ねぇ理佐、起きてよ、」
「私は、理佐の由依はここに居るよ、もう絶対離れたりしない。だから帰ってきて、理佐。」









「聞いてください。」

~今話題の由依!!新曲初披露!~


-Wake me up Wake me up Wake me up-
-起こして-

-When you come back-
-君が僕の元に帰ってきた時、僕の目を覚まして-

-I'll be here I'll be waiting here for you-
-僕はここにいる、ここで君を待ってるんだ-


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RADWIMPSさんの「05410−(ん)」お借りしました!!
私の死ぬほど好きな曲です…!!

0=お 5=こ 4=し 10=てん  -(まいなす)  … (ん)

で「おこして」って意味らしい、???

頭使いますね…((((私だけか知らないの。すいません。