………え。なにこの気まづい雰囲気。



友梨奈ちゃんから家へ遊びに来ないかと

お誘いを受けのこのことやってきたほの、

せやけどいざお家にお邪魔させてもらうとぜーんぜん話させん友梨奈ちゃん。

え、すごく気まづいんやけど。



「ゆ、友梨奈ちゃん?」



平「…。」



「んー、どしたん?」



平「…。」



ずっとこんな調子。 

最初は何かのいたずらかと思ってほのも気にしてへんかったんやけど、流石に長すぎて心配になってきた。




「な、なぁ、どうしたん〜?なんかあったん?」



平「っ…ひかる。」



「え、?ひぃちゃん?」



平「ひかると、距離近すぎ。」



「え、?」



え、もしかして友梨奈ちゃん、

嫉妬してくれてたん、?

やから、ずぅーっと黙ってたん。



平「その、ほのは、私の彼女なんだからさ、もう少しほかのメンバーとの距離、保って。」



「っ…もう、友梨奈ちゃんかわええな!!」



ぎゅっー



なんて思いっきり抱きつけば

さっきまでのムスッとした表情が嘘みたいに

にこにこして、ほんまわんちゃんみたい。



平「ちょっとぉ。笑」

「ほんとはずっと会いたかった。」



「ほのも会いたかった。」



平「電話だけじゃ物足りなかった。」



「ほのも」



平「ずっとこうしてほのに触れたかった。」

「たくさん、ほのを感じたい。」



「ほのも、友梨奈ちゃんを感じたい、」



そう呟けば

さっきまでのデレデレ顔が、

熱っぽい大人な顔に変わって。



平「ほの、すきだよ。」



唇と唇が重なる瞬間

そう呟いた友梨奈ちゃんに

ほのもすきと返すのは

友梨奈ちゃんを充分感じたあとでいいか。




「腰、痛いねんけど」


平「…ごめん。」


「もう!普通あんな激しくせんやろ。」


平「だって、あまりにもほのが可愛すぎたから。」


「んーっもぅっ、はよマッサージして。」


平「はぁーい。」


「あ、友梨奈ちゃん。」


平「ん?」


「ほのも友梨奈ちゃんのこと好きやで」


平「え、もう1回戦始める?え?始めるよね?そーゆう事だよね?」


「もう!違うから!はよして!!」


平「ちぇ。ほの」


「んっ…ちょっと、」


平「愛してるよ。」


「ほのも、あいしてる」


そこからもう1回戦始まったんは内緒。