私は部活終わり
君と私と友達2、3人で
帰る時間がとても好きだった。


休み時間見かければ手を振って
君はそんな私に
少し困りながらも手を振り返してくれて
昼休みにはしょっちゅう抱きつきに行って、
君は私の回した腕にそっと手を置いてくれて。


そんな時間が、
そんな君が大好きで大好きで仕方がない。


分かってるよ、
君の目に私が写ってないことくらい。
友達はさ、「内心まいやんのことが1番好きだと思うよ」って言ってくれるけどさ。

違う、彼女のいちばんは私じゃない。

あの子とクラスが離れてから
毎日一緒に帰って、昼休みだって
ずっーと一緒にいて。
あの子には自分から抱きついたり手繋いだりしてる、それに、あの子の隣にいる時いちばん楽しそうに笑うんだよ。


あぁ、嫉妬なんてして本当に格好悪い。
もういっそさっさとくっ付いてくれよ。
そしたら諦められるからさ。


「麻衣先輩?」


白「!?ゆ、友梨奈ちゃんどしたの!?」


「いや、麻衣先輩が辛そうな顔してたから何かあったのかなぁって、あ、別に話したくなければ全然いいんですけど!」


なんて言いながら隣に座って話を待ってる彼女。

なんで、なんで私のところに来るの。
ほら、あの子今1人だよ。行ってあげなよ。

…なんて言えるほど私はいい人じゃない。


白「いや、ほら、もうすぐ引退じゃん?そしたら友梨奈ちゃん達ともそんなに関われないかなぁって思ってさ。」

受験生だし、なんて付け足した一言。


「…寂しいです。」


白「え?」


「部活に麻衣先輩達が、んーん、麻衣先輩がいなくなっちゃうの寂しいです。」


白「ふふ、ありがとね?」


「…基礎の反省の時目合って2人して笑ったり、個人練のときみんなにバレないようにこっそり抜け出してサボったり、休憩中に色んなゲームしたり、そーゆうの、もう出来なくなっちゃうのすっごくすっごく寂しいです。」


白「私も、寂しいよ。」


「なんで引退なんてするんですかぁ。」


そう言われてもねぇ、もう決まったことだし、

なんて言いながらそっと彼女を見る。


白「え!?」


彼女は泣いていた。
綺麗な涙を流していた。


「っ…すいまぜんっ、なんか、寂しくなっちゃって」


白「いや、まだ早いから!!!あと1ヶ月半はあるし!!」


も〜なんて言いながら抱きしめれば
珍しく強く抱き締め返してくれる。








ほんとさ、ずるいよ、
諦めようって思ってたのに
こーやってまた、私を好きにさせて、
君はあの子の元へ帰るんでしょ?
ほんっと、ずるい人。






。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
どうも皆さん。
お久しぶりです!
お元気してましたでしょうか。
私はお元気にしてます!
えー、私事なのですが…。
今年受験生でして、
平日は常に受験勉強に励んでおり(しないと行けるところないからね✨)
更新頻度が亀よりも遅くなっています…。
申し訳ございません。
土日は出来る限り投稿していきたと思っているのでたまに読んでいただけると助かります。


今年受験生の皆さん!
一緒に頑張りましょっ。