「なーなせっ」

西「まいやん、どないしたん?」

乃木中の楽屋でひと狩り行っているななの所へ
やってきた白石さん。

隣に座り、ニコニコとななを見つめてくる。

「七瀬と話したくなった。」

西「お話する?」

「する!」

あれ?ななが知ってるまいやんってもっと大人な感じがしたんやけど。

西「ふふ、なんか今日のまいやん幼いなぁ笑」

「え〜?そんなことないよ〜?!」

西「いや、そんなことあんねんって。笑」

「…今の私きらい?」

西「んーん、今のまいやんも好きやで?」

「へへ、私も七瀬好き。」



西「っ…!!!」

…夢か。そりゃそーやんな。ななが好きとか簡単に言えるわけないもんな。

でもいい夢やったな。


-乃木中の楽屋-

西「おはよーっ」

高「あー!なぁちゃんおはよー!」

西「おはよー。」

高「なんかなぁちゃんいいことでもあった?」

西「えー?ふふ、あったかもしれん。」

高「えー、なに、何があったの!!」

西「ふふ、ないしょーっ。」

だってまいやんが好きっていてくれた夢を見て嬉しくて!なんて言ったらかずみん引くやろ?

「おはよーございます」

高「あ、まいやんおはよぉ!」

「おはよ、なぁちゃんもおはょ。」

ふぁ〜なんて欠伸をしている姿でさえ
まいやんは様になるんやなぁ。

西「おはよう!」

「ふふ、なぁちゃん元気だね笑」

あ、しまった。
つい話せたんが嬉しくて声に出てしまった。

西「へへ。」

「あ、そうだ、これ、なぁちゃんにあげる。」

カバンをガサガサして中から小さい紙袋を取りだしたまいやん。

西「中見ていい?」

「うん。」

西「わっ!!鳩や!!」

「ふふ、この前撮影で海外行った時の。」
「なぁちゃん喜ぶかなぁと思って。笑」

西「え、めっちゃ嬉しい!ありがとうまいやん!」

ぎゅっ

「!?ふふ、どーしたの、今日のなぁちゃんなんだか幼いよ?」

西「え、そんなことないで〜?」

「いや絶対あるって。笑」

西「…今のなな嫌い?」

ん?なんかこの会話今日の夢で見た気がするで?
でも、立場がななとまいやん逆や。

…待ってな?夢と同じ話になるんやったらこの後まいやん、ななのこと…

「んー?嫌いじゃないよ?」

…好きとは言わへんのかい。

西「…」

つい悲しくなってまいやんに回していた腕を解く

「なぁちゃん?」

西「…鳩ありがとな?大切にする!」

まぁそーやんな、
夢が現実になるとか漫画の世界やんな。

ぎゅっ

「七瀬」


なんて思いにふけっていると
ななの好きな匂いに包まれた。


西「…まいやん?」


「七瀬、好き。」


西「え…?」


「…////」


西「…ななも」


「え?」


西「ななもまいやんが好き。」


「ほんとに!?」


西「うんっ。」


「へへ、嬉しっ。」


さらにぎゅーっと強く抱きしめたまいやんにだけ
聞こえるように。











西「麻衣が1番好きやで」