風邪が治らない。

市販の薬ではどうもダメらしい。


近所に小さな開業医があった。「○○小児科・内科医院」。

小さな頃から風邪をひくと必ず行っていた。

おじいちゃん先生一人、昔は看護婦さんもいた気がする。


受付のガラス窓を開け、

「かぜひいいたみたいなんですけどー」と保険証を出し、

しばらく待ってると、名前を呼ばれて中に入る。


 「かぜ?どんな感じ?」

 「のどが痛くて、熱っぽいです」

 「ふ~ん、じゃ胸開けてー」

首からぶら下げている聴診器をあてられ、そのあとを指でトントン、トントン。

 「はい、むこう向いてー」

同じように背中にも聴診器をあてられ、トントン、トントン。

 「はい、こっちむいてー、口開けて、舌出してー」

ライトを当てられのぞき込まれる。

 「腫れてるね、お薬出しておきますね、お大事にー」


この間、約2分。

ここへ来るといつもこの程度の診療。

でも何故かここへ来ると、すぐに治るような気がする。


それが今年の夏、ご高齢のため閉院することとなった。

生まれてから2回引っ越してはいるが、

いずれも同じ区内のため、風邪をひいたら必ずここに行っていた。

いま行っても、もう


2分間診療はやってもらえない


病は気から、か。

まだ元気かな?あの先生。

今日は地道に1枚げっと。冷えピタ貼ってねまーす。


【26日目】

 ほんじつの貯金   500円

 いままでの合計23,500円