東京の下町バカチ町で、整骨院を営んでいるバカ夫です。

 

今日は、これから柔道整復師を目指そうか、それとも他の道に進もうか考えている人へ向けて、バカ夫なりの考えを伝えたいと思います。

 

結論はタイトルの通り、柔整師はやめとけということになるのですが、これはあくまでバカ夫の独断であります。

 

なので、これを絶対と思わずに、他にも色々と調べて、その中の参考の一つとしてご活用ください。

 

バカ夫は、過去に東京で勤務柔整師(整骨院の従業員)として働いた経験があり、その経験から、整骨院のお給料で人並みに生活して、結婚して、子供を育てるのは難しいと思いました。

 

 

バカ夫の場合は、経験を積むための修行と完全に割り切っていたので、お給料は低くて構わないと先方に伝え、月額17万円(見込み残業含む)でしたが、一般的な柔整師の有資格者が就職する場合は、月給は額面23~25万円くらい、手取りで20万に届くか届かないかくらいだと思います。ボーナスは支給されないところが多いと思いますし、昇給もほとんど望めません。

 

給料の伸びしろが少ないので、いくらキャリアを積んでも、年収が300万円を超える人は多くないのではないかと思います。

 

生活自体はできるかもしれませんが、貧しい生活になると思います。

 

子供を私立に通わせることはできないでしょうし、習い事をさせることも難しいかもしれません。

 

お給料が少ないからといって仕事が楽かといえばそうではなく、朝9時の開院に合わせて、8時半から掃除を開始し、13時から15時まではお昼休憩ですが、実際には13時半くらいまでは施術をしていますし、19時閉院といっても、実際には19時半くらいまでは施術をして、施術録の記入などしていれば、早くても20時は過ぎます。つまり、1日8時間労働と謳っていても、日常的に12時間程、往復の通勤時間を合わせれば13~14時間は仕事、若しくは仕事場に拘束されていることになります。

 

日曜は完全にお休みだとして、平日に一日、午前中のみ診療をしている院があります。バカ夫の院もそうでした。水曜日は朝9時~13時までの診療ということでしたが、実際に院を出るのは15時くらいになることはザラでした。15時に仕事が終わっても、正直やることがないんですよね。こんな休みなら必要ないなと思ったことを覚えています。

 

バカ夫的には、単にお金を稼ぐ手段としての労働ということでしたら、柔整師ではなくて、プログラマーを目指すと思います。そちらの方が余程高年収が目指せますし、ある意味自分の時間が持てると思うんです。

 

これから高校を卒業して、進学先として柔道整復師の専門学校を考えている人は、より慎重に検討してもらいたいと思うのですが、初めに就職する業界というのはとても大切で、周りを見回すと、初めの会社を辞めた後も、同じ業界の中で再就職するケースが多いように思います。接骨院を辞めて別の接骨院とか、接骨院を辞めてスポーツトレーナーとか。どちらも給料は激安です。だから、初めに就職した業界が給料の安い業界だと、その人は残りの人生、給料の安い業界で働く人、つまり給料の安い人になってしまう確率が高いとバカ夫は思います。

 

そんな柔整師でも、もしノーリスクでなれるものなら、バカ夫はここまで反対しないかもしれません。でも実際には、柔整師の資格を取るためには3年間学校に通わなければなりませんし、お金も、バカ夫の頃で500万円近く掛かりました。

 

500万円近くのお金と3年の月日をかけて、人並みの生活もできないような資格を手に入れるのは馬鹿げている。バカ夫はそう思います。

 

 

次は開業柔整師について考えてみます。