ジョリジョリ | 桜木涼介オフィシャルブログ「桜木涼介のブログ」Powered by Ameba

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あれ後半が消えてもうた…ってことで記事載せ直します。コメントくれた方すいません…

水曜日本番なんで今日午前中にたけちゃんのところで髪を切った。
たけちゃんに伸びたねぇ、と言われ改めて見ると確かに長かった。夏から本番がなかったからそのままにしてて気がつけば前髪が自分の顎にまで達していた。基本的に自分が表に出ていないときは髪型なんてどうでもいいし、洋服も着れればいいと思っている者。何年も前に買った服も好きなら毎年着る。
20歳のときに何年も働いていたバイト先の後輩達からやめるときに財布をくれた。これから頑張ってと言って。GUCCIの格好いい財布。人生で初めてのブランドだった。すごい嬉しかった。もちろんブランド品を持つことではなくて、後輩達の気持ちが。今年の夏ぐらいに小銭を入れるところが穴あき、ポロポロとお金が落ちてしまう。7年一緒に過ごしてきた財布ももう限界になった。革は剥がれ、傷だらけのその財布は大切に今箱の中にある。

小学校のとき、1人の女の子が毛糸で編んだ手編みのマフラーを作って学校に持ってきた。その子はクラスで1番人気のあった子で、誰かこのマフラーほしい人ぉ?と無邪気に野郎共の前で言った。みんないらねーよそんなマフラー、と口々にしていたが、内心はみんな欲しがっていたのだ。ただ欲しいと言う一言が恥ずかしくみんな言えず、気持ちとは裏腹に逆走するやつらばかり。結局じゃぁおれがもらってやるよとクラスでリーダー的存在だった自分が言った。クラスの男の8割が自分のいた野球チームにいて、そこのチームのキャプテンだった自分は学校でもそのような位置にいた。はい、と渡されたマフラーは今思えば小学生にしてはすごいうまく編まれたマフラーで、そしてあたたかかった。そのあと当然のごとくみんなからは最初から欲しかったんだろうと冷やかされた。それはこっちのセリフだと思ったが、自分の顔は赤らめていたに違いない。家に帰って鏡の前でそれを巻いてみる。やっぱりあたたかい。親にそのマフラーどうしたのと言われとっさに出た言葉が、友達の家に行ったとき寒いからつけて帰りなって言われて。恥ずかしくて女の子からもらったとは言えなか
った。そのあと押し入れにあったダンボール箱の奥深くにしまい込み隠した。

その後引っ越しをした際、親がゴミと間違えて捨ててしまい、結局そのマフラーはたった一度鏡の前で巻いた以来自分の首に触れることはなかった。

後輩からもらったことから一時期GUCCIが好きになり大きな仕事を終えたあと自分のご褒美にそのブランドを買ったり、初めて好きになった子が好きだったミュージシャンを自分も好きになって嫌ってほど聴いたりした。自分は影響されやすい人間なのだと思う。しかしそれは自分が心から信頼する人だったり好きになった人だったりで、それでも絶対に曲がらないことももちろんある。昔から知っている人が久々に自分と会うと、変わったねぇとか柔らかくなったと言われる。昔は相当とんがっていたらしい。プライドの塊。しかもほんとしょうもないほどのプライド。確かに人の言うことはほとんど聞いてなかった気がする。でも、色々な人と出会い、信用したりされたり、裏切られたり裏切ったり、その1つ1つで自分の中の価値観が変わっていったのだと思う。人にとっての価値観なんてみんな違うに決まっている。それに変わっていくものだとも思う。だから気持ちや言動、知識を、知らないことを知ることもできるし、学ぶこともあって人の教養みたいのが養われていくのだと思う。今自分がこうだと思っていることが来年には、いや明日にもう変わることもあるかもしれ
ない。それが人からの言葉だったり物だったり。だからなかなか人からもらった大切にしてたモノって捨てられないんだ。久々にそれを手にしたとき当時の思い出が蘇ってきて、この時はこう考えていたな、こう思っていたなと振り返ることができる。突っ走ってバカだったなと思うことがほとんどだけど(笑)でもそのことでの教養が現在の自分と言うモノを形成しているのだと思う。

話が大分それたな…

で、たけちゃんにどうする?と言われ、たけちゃんに任せたぁ。よしじゃぁサイド刈ろう。……いけいけぇ~
横をバリカンで6ミリにしたもののトップは長いままだから普通にしてたら変わらずで、でも伸び伸びだった襟足も短めにし、髪の量も減ったからスッキリ。

明日は1日中動き回る日だ。久々スーツも着てビシッとしまぁす。