旅続き

ホテルを出て街をぶらぶら見ながらお店を探す。ベトナムと比べ道や建物がキレイだ。人の顔つきもこっちのほうが柔らかい感じがする。まぁこの辺は高級住宅街って言ってたもんな。１軒の中華料理屋を見つけ入る。アンコールワットにちなんだアンコールビールというのがある。それを２つ頼み昼間から顔を赤らめた。
腹いっぱいめしを食い、地図に乗っているセントラル・マーケットに向かう。プノンペン最大のマーケット。外観はドーム型になっていて、一見マーケットには見えない。中に入るととにかく色々ある。建物の中心から８方向に通路があり、区分されて色々な物が売られている。食べ物、衣類、化粧品、貴金属、電化製品、おもちゃなどなど。それにしても広すぎて今自分がどこにいるのか分からなくなるくらい。ざっくり見たあと、もう１つの市場へ。オールド・マーケット。各々がテントをはり合体させたような、規模はさほど大きくないがすごく生活感が溢れている。ほとんどのものがカゴに目一杯詰まれていて、量り売りしているみたいだ。セントラル・マーケットができる前はここが中央市場だったみたいで、だからオールド・マーケットと呼ばれているらしい。
また少し歩いて川沿いのあたりにあるマーケットにも来た。広場に出店のようにお店があり、中央にはステージが設けられていた。何かやるのかなと思っていたらいきなり爆音で音楽が流れた。いやデカ過ぎでしょ音量…耳が壊れそうだった。それにしてもここは若者が多く、身なりもキレイ。マーケットの隣にも公園みたいな広場があり、バドミントンしたりサッカーしたり。ドリンクを買ってイスに腰かける。変な集団発見。ダンス？いやエアロビ的な動きを１番前で男の子が動いている後ろに、肉付き良い女性方が真似して動いている。総勢３０名ほど。男の子をよく見ると誰かに似ている。誰に似ているんだろうね？……信成だ。アイススケートの織田信成によく似ていた。遠くから信成頑張れ～と声援を送るおれら。めちゃめちゃ動きまわっている信成。
動画を見ていたら自分の声でオールド・マーケットの隣の広場と言っている…あれ？間違えてるかも…まぁ許して下さい。
近くの川沿いの店に入る。京都の四条大橋付近にある川沿いの店みたい。川の広さはこっちのほうが大きいけど。エリザをやっているときに京都に２人で行ってこんな店に入ったことを思い出した。お腹はさほど減っていなかったからつまみ程度のものとアンコールビールを頼んだ。日が落ちていく。辺りも暗くなり店も人で賑やかになってきた。とまたいきなり音量が流れ、団体客が立ち上がりテーブルの回りを踊りながら回り出した。何かお祝いかね？壁に張り付いている数１０匹のトカゲはいつものことだとばかりに静かに留まっている。
帰り、少し歩いた。賑やかな街並みだけどその中には道端に倒れ込んでいる家族がいたり、ボロボロの服を着た少年がとぼとぼと歩いていた。やはりみんなが裕福な訳ではない。プノンペンという大きな街でもこういう人はいるんだ、田舎のほうに行けばもっと…
トュクトュクに乗りホテルの近くのスーパーマーケットに寄り、フランスパン１つ、クリームチーズ、オレンジ、ヨーグルトジュース、サイダー、コーヒー２つ、ミネラルウォーター購入。海外にきて水かビールしか飲んでいなかったから久しぶりに他のドリンクを買った。
ホテルに戻り洗濯を開始。縄を部屋の中にはり干せるところにところ構わず衣類を置いた。シャワーを浴びて床につく。明日子供達に会えるかな？