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旅続き

ダメだった。1日移動でつぶれた。

朝7時起き。和也なかなか起きない。前太股が筋肉痛。重いリュック背負って歩き続けたからな昨日は。
8時にホテルを出る。昨日、明日プノンペン入りしたいと店のおっちゃんに言ったら80ドルでトロという町からボートで行かせられると言われた。そんな高い金払えるか。しかし1度ホーチミンに戻ってバスに乗って行くより、このままトロという町に行ってボートでカンボジアの国境を越えてプノンペンに入るほうが効率が良さそうだった。もう一度交渉してみよう。とにかくバスターミナルまで4キロ。ちょっと歩いて途中でバイタクに乗ろう。
ミトーという町はホーチミンより都会ではないがそこまでの田舎ではない。もちろんベトナム水準での話しだけど。食べ物屋も床屋もそれぞれいい味がある。30分ほど歩いてそろそろバイタクに乗るか。おっちゃんに書いてもらった店の名前、バスターミナルの名前をバイタク運ちゃんに見せる。わからないらしい。嫌な予感… 何人もの運ちゃんに聞いてもわからない。何故ベトナムのバスターミナルはいつも見つからないのか。っていうか運ちゃんなら町付近の地理は分かるんじゃないの。とにかく立ち尽くしてもしょうがないから昨日バイタクに乗っていた道を思い出し歩く。この辺りの地図を持っていなかったので記憶を頼りに進むしかなかった。それから1時間近く歩いたところに学校があり下校していく生徒に聞いてみた。が言葉が通じずダメだ。そしたら1人の女性が近づいてきた。この学校の英語の先生でしかもバスターミナルの場所を知っていた。助かったぁ。と思ったらスコール。ようやく目標場所がわかったのに止まってられない。カッパを装着し先生にお礼を言って歩き出す。歩いていると昨日バスターミナル付近で見てた光景が。結局4キロの道のりをど
んな風に来たかは定かではないが、朝から歩いてバスターミナルに。到着。昨日のおっちゃんの店に入る。コーヒー2つ。かまかけてホーチミン行きのバスの時間を聞く。そしたら昨日のボートの話しをしてきた。15万と14万と……で結局いくらだって??和也が「安いよ2人で32ドル」よしこれで行こう。ハイウェイまでのバイタク代+コーヒー2つ+ミネラルウォーター2つ+トロまでのバス代+プノンペンまでの船代=トータル40ドルってことになった。まぁ昨日聞いてた80ドルっていうのから半額だから安いと思ったけど今思うと絶対に高かったのだろうと思う。何故かってホーチミンからミトーまで1時間半乗ったバス代が2人で6万ドンちょっとに比べ、ミトーからトロまでは4時間とはいえ30万ドンはないだろう。 
ハイウェイでタンさんとお別れ。あー店のおっちゃんのこと。ハイウェイでバス代30万ドン払う。ハイウェイでもあれやこれや買えと、断固拒否。トロまで4時間、11時に出発したから15時には着くかぁ。ボートでプノンペンに行くには17時までに国境を通らなければいけない。15時なら間に合うな。
バスの最後尾に座り発車。アメちゃんを隣に座っている子供に渡す。無邪気に笑って嬉しそうにアメちゃんを頬張る。

途中何度も止まっては物売りの人がバスに乗り込んでくる。パン、弁当(豚丼?)、葉包み(どうやらごはんっぽいものだが甘いらしい)、うずらの卵、宝くじ(また出た)。目を合わすと寄ってくると思いずっと外を見てた。
12時になりバスが止まった。ぞろぞろと客が降りる。どうやら長めの休憩みたいだ。何分よ… 先に和也がトイレに行き荷物を自分が見てる。荷物が怖いからこういう場合いつも交代で見張っていた。