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旅続き

日本で計画していたときに行きたいと思っていた場所、ベンチェー。ここはほたるが見えるということで次の泊まるのはここと決めていた。しかし本に書いてあるバスターミナルが見つからない、旅行代理店に行ってもわからない、地図にも書いてない……どういうこと??とりあえず前日お金を使いすぎ、これからの移動もあるから中央郵便局に行き2人で4万円をドルに。394ドルになった。ここは郵便局とは思えないほどキレイなところだった。
根気よくベンチェー行きのあるバスターミナルを探していると1人のバイタク兄ちゃんが寄ってきた。そのバスターミナルを知ってるという。タクシーで10ドルで行くという。バスターミナルがそんな遠いところとは知らず10ドル高いなぁと話しつつも早く行動したくて乗り込んだ。数10分経ち到着。巨大バスターミナルだった。とにかくベンチェー行きのバスのチケットと思ったらもうバスがない…えっ……どうする…するとミトー行きがあると。ミトー??地図を見るベンチェーの川を挟んだ反対側。ここでいい2枚チケットちょうだい。バスで1時間半ほどで着くらしい。出発前にトイレに行って出たら2000ドン要求された。まさかお金がかかるとは…金はバスの中だというと(喋れないからとりあえずジェスチャーしながらマネーと連呼した)じゃぁもういいと返された。バスに戻ると車内ではドリンク、パン、宝くじなどを売ってる人達がいた。宝くじ買ってもねぇ… 1時間半はあっという間。ずっと外見て楽しんでた。車内で子供がいてまたアメちゃんをあげた。それにしても道が整備されていないからかなりガタガタした。なのにめっちゃ飛ばしてた。

無事?ミトーに到着。バスから降りると何人ものバイタク兄ちゃんが寄ってきて囲まれた。とにかく休みたくて近くの店へ。コーヒー2つ。これがまた変わった味のコーヒー。バニラのような風味がちょっとあり、でもすごく美味しかった。その店の娘とおっちゃんと仲良くなった。おっちゃんは英語が少し話せる人でダメもとでほたるを見たいと言ったらボートを手配してくれることに。よっしゃぁ。2人で3時間35ドル。本ではベンチェーで1時間3ドル~って書いてあったけど、まぁ色々言われて、高いけどまぁいいっかぁ。
雨が降ってきてカッパを羽織りながらいざ出発。いやぁ~結論から言って最高に良かったぁ。まず屋根付きのボートに乗り広大なメコン川を運転もさせてもらいながら川を通る。雨のせいか元々か川の色は全面薄茶色。1つの島により、蜂蜜ドリンク、バナナワイン、ジンジャーのかわきもの、ピーナッツ菓子を出してくれた。鶏冠のないニワトリがそこらじゅうに歩き回ってる。ココナッツがありヤシの実、バナナも生っていた。蜂蜜を作ってるらしく蜜の付いた板を持ってきた。蜜はもちろんついてるが蜂ももちろん板を埋め尽くすほど付いていてそこに指を突っ込んで蜜を指につけて舐めてみろと……いやいやいやそれは無理っしょ。めっちゃびびってると手をとり強引に突っ込まされた。おとなしい蜂達で良かったぁ。蜜はもちろん甘くて美味しかった。そしてほたるを探しながら次の島へ。そうすると民家が1つあり料理が出てきた。40ドルだと言われた。はぁ~頼んでないし。無理矢理食べろ的な感じだからずっと金がないと連呼してたらあきらめてくれた。ほんとすぐ金金金になるなぁ。まぁそれが商売で生きていくためだから仕方ないけど、どこ行っても強引過ぎるんだよ
な。これにはいつも参った。
次の島へ移動したとき手漕ぎボートに林の中を漕いでいくとまるでディズニーのリアル版ジャングルクルーズの様だった。
日も沈み辺りが暗くなってくると急に不安になった。このままどうにかされるんじゃないかと。何回かボートが止まりおそわれると思った。
全然ほたるがいない。そうそう向こうではほたるのことをピップライト?と言ってた。英語にするとこうなのかな??最後の見れるポイントに着いたときおっちゃんがピップライト と叫んだ。見ると無数のピップライトが飛んでいた。すごいキレイ。自分の田舎でも6月ぐらいには結構見れたけど、近年は1、2匹しか見れない。こんなに沢山見たのは初めて。
満足で岸に上がった。