飽きもせず、猛暑炎天下の中、連日早朝から夜8時過ぎまで釣りをする、がんサバイバーのズレた夫。


肝機能が上がらず、無治療だった場合の余命は半年。

「年単位は無いです」と言われていた。


いやいや、絶対肝機能回復してるって💦


健康な人だって猛暑炎天下で長時間なんか耐えられないのに、食欲旺盛、倦怠感もたぶんない。本当に凄い男、、、


少しパチンコの存在も疑ってみたが、お金持って無いはずだし、この日焼け具合は、パチンコじゃなく釣りで間違いない、と確信していた。


すっぽん小町

 こんなに元気なんだから、仕事、どうするのか聞いてみた。すると簡単に、しかも当然のように「◯◯から行くよ」と答える夫。

『あ~そうだろうなぁ、こんだけ元気なら仕事行くよな…』と思った。昔から仕事だけは休まず熱心だった。


会社から私の所に、夫に内緒での電話が来た。

「ご本人から、仕事に行ける、と連絡がありシフトに入れましたが、実際ホントに大丈夫なんでしょうか?」と。


連日長時間釣りに出掛けている事、食欲旺盛な事、倦怠感もたぶん無さそうな事、でも今後も継続した治療が必要になってくるであろう事、をお伝えし、

【極力ご迷惑をお掛けしないように、体調には細心の注意をするように言います。治療もありますが、会社のご都合を見て働かせて下さい】とお願いした。


今回の事で知ったのだが、(私も大概です💦)

実は夫の会社、いわゆる健康保険組合ではなく、国民保険組合だった。一般の長期傷病手当制度がない。働けるなら、少しでも働いて欲しい。


退院後の初受診日を迎えるが、

絶対に化学療法治療出来る自信があった。


消化器内科の主治医から再度【介護保険の申請はしたか?】と確認された。『してない…必要!?』


あまりにも普通以上に元気に過ごしているので、実は大した事ない病状なのかも!?、と錯覚してしまうが、あ~やっぱり、本当は深刻な状態なのね、と【沈黙の臓器】の怖さを再確認した。


腫瘍内科初診となり…


つづく