しかし私が私を許してくれない
鏡に写る自分を罵る
「醜い愚か者め
死んでしまえ」
そしてその内面はどろどろに腐って汚らしく耐え難いものであり
何の取り柄も無く取り繕うしかできない中身のないものであり
それは
己にも、ましてや人には嫌悪感しか与えないものである事を自覚している
だから
その腐臭をごまかすために
その醜さを覆うために
見せかけだけでも愛情を得るために
そして
少しだけでも自分で自分を好きになれるように
自分で自分を許せるように
一番解りやすい表面の美しさを求めてしまう
続く
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