くたばれバカ旦那!~私が離婚を決めるまで【書籍化されて地味に販売中】 -5ページ目

バカ旦那ブログ

本来なら近況について書くつもりだったが

それは一番最後にすることにした。



この「くたばれバカ旦那」を
「単なる愚痴」だとか「元旦那の悪口」
はたまた「自分を正当化するためだけのもの」だという人達がいる。


その人がそう感じたのなら私の書き方がまずかったのだろうが
私の意図するところはそうではなかった。


書き始めの頃はともかく
私がモラルハラスメントを受けていたことを知ってからは
「モラルハラスメントを受けている人間目線の出来事」を
書き綴ってきたつもりなのだ。

その為にずいぶん一方的な内容に見えてしまったのかもしれない。


はたから見れば納得がいかないであろう心の動きも行動も
当時のそのまま再現している。


客観的に見れば
「なんでそこで妥協するんだ」とか
「逃げずに話し合え」とか
イライラするところは多いだろう。


しかし、それこそがモラルハラスメントにおける
加害者と被害者のリアルな関係なのだ。


私はそれを伝えたかった。
そして、まだ気づいていない人に気づいて欲しかった。


モラルハラスメントはDVなんかと比べると
周囲の人達には理解されにくく、見えにくいという特殊な形の虐待である。


DV(殴られる)のように簡単な言葉で説明できるものではない。


生活している中での色々なプレッシャーの積み重ね
加害者側からの見えない重圧。
追い詰められ、正常な判断力を失っていく自分自身。
おかしいと思いながらも従わざるを得ない空気。
「自分が悪い」と思い込むようになるプロセス。
それらを簡単な言葉で説明するのは土台無理な注文である。


現在モラハラを受けている事に気づいていない人が
一人でも多くその存在を知り
その苦しみから脱出するきっかけになればと思い
私はこのブログを書き続けた。


少しでも多くの例を書きたかった。
たくさん書けば書くほど
「もしかして…」
と思い当たる人が増えるかもしれないから。


モラハラの真っ只中にいて
自分が被害者である事実を知ることが出来た人はとても幸運だと思う。


その状況をしっかり受け止め戦うことが出来るから。


私のようにモラハラであったことに気づかずに離婚し
罪悪感に悩まされている人は少なくないようだ。


ブログを書いている間、色々なメールをいただいた。


「長年私を苦しめていたものがモラルハラスメントだと知り
救われた思いです」


「ずっと消えなかった罪悪感の理由がわかりました。ありがとう」


「やっと過去と決別できそうです」


こんなにも苦しんでいる人がいるのかと思った。


だから私はこのブログを書き続けた。
応援してくれている人と
まだモラハラを知らずに苦しんでいる人のために。


「モラルハラスメント」はまだまだ認知度の低い言葉である。
更には経験者でなければなかなか理解しがたいものでもある。


テレビや週刊誌で取り上げられることも増えてきた。
モラハラの経験者だと言う人たちも少しずつ声を上げ始めたようだ。
ブログや本など、これからいろいろな形でモラルハラスメントについて
語られることが多くなるだろう。


それらの中から正しい知識を得て
一人でも多くのモラハラ被害者が救われることを願ってやまない。

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