昭和最後のガキにとっての栗橋町② | STATIONS OF THE 暮らす。

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しがない新中年の何も起こらない日々

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この日は8月15日、気温36℃!鷲宮含め結構外歩きしてきたがかなり暑い。ちょっと尋常じゃない。駅前の駐輪場でレンタサイクルしてると事前にwebで見てたので、それを利用するつもりで訪ねてみたが誰も出てこないのだった。まぁ観光地でもないのに使う人もほとんどいないんだろうなと納得し、仕方なく歩く…。

 

この建物が元々は栗橋駅舎(つまり先々代)だったのを最近知った。昭和26年、カスリーン台風の影響による利根川橋梁改修伴い現在の場所に移転したらしい。

 

『モモヤホビー』跡。

玩具屋というよりゲーセンとしてかなり通った。『熱血硬派くにおくん』『源平討魔伝』など…現在当時好きだったゲームをswitchで購入し、仮想モモヤホビーを形成して悦に入っているのだった。

ウィンドウに湘爆キャラを形どったカッティングシートが貼ってあったけど、息子さんが好きだったのかな。あと1/30ザクⅡのキットがずっと売れ残ってた記憶。

 

あんまり暑いのでセキ薬局で涼む。

ここは昔ジンマートという伊勢甚/ジャスコ系のスーパーマーケットだった。店先の焼き鳥売り場がいい匂いさせていた。建物は当時のままと思われる。

余談だが、ここの近くにセキ薬局という古くからある薬屋兼本屋があったが、正直子供らの評判は良くなかった。5年程前に行った時はまだ健在で、色褪せたジャッキーチェンの本を定価で購入。そこも今はもう無い。

 

いや体調がヤバいな。ただ暑いだけじゃなくてダルい…これ日射病か?

しかしここまできたからには八坂神社まで行きたい。近年土手の上に移築した社殿をぜひ見てみたかったのだ。

 

ここまで日陰を歩くようにしていたが、なんせ神社は土手の上だから陽射しを遮る物が何にも無い!いま改めて見るとたいした距離じゃないのだけど、この時は本当に決死の覚悟で土手を上がっていった。

なんとか神社に到着したはいいが、正直それどころではないくらいにしんどくなってきた。トイレの水道でタオルを水に濡らし首に巻く。



景色を楽しんだり厄を落としてる余裕もない!

せっかく辿り着いたけど、ここから駅付近の駐車場まで結構な距離を戻らなければならないので早々と退散。途中薬局で涼んだりしつつなんとか車に辿り着く。

まだ町を見ていたかったが、身体を休めないともうどうにもならないので、少し離れた牛丼屋の駐車場に車を停めて横になっていた。

 

ここの向かいにある『オートパーラー』(ゲーセンみたいな場所。不良の溜まり場だった)もここ最近はうどんの自販機なんかが珍しがられ話題になってたが、昨年惜しまれつつ閉店。



1977年の住宅地図では「まんぷく食堂 スナックハンター」となっている。この当時の記憶がほんのりと残っている。なんか紫色の看板だったような…。

 

元々は栗橋大一劇場へ閉館前に足を運びたいという目的だったが、その後も体調は良くならず、目を回しながら車を運転しては休憩の繰り返しで、ついに行くことはできなかった。

何度か栗劇の前は通りかかったが、たくさんの車が停まっており大盛況。SNSの書き込みなどみると各地のストリップファンが別れを惜しんで駆けつけている模様だった。僕は彼らの様な熱心なファンではなく、ストリップを美しいモノというよりいかがわしいモノとして楽しみたい気持ちが勝ってしまっているので、普段ならともかく劇場の有終の美にあたってはお呼びじゃない客なんじゃないかという思いもあった。

 

今回猛暑の中、昔住んでいた町をそぞろ歩きて思う。あのゲーセンも、おもちゃ屋も、レコード屋も、育った幼稚園も、みんな無くなってしまったなぁ…もう俺の居場所など無い

 

 「とっくにお前が捨てた町だろうが」

 「お前に言われる筋合いじゃない」 

 

古巣の声が聞こえてくるようだ。日射病が聴かせた こだまでしょうか…

 

その後数十日怠さや頭痛が残り、外をまともに歩けない程で、しばらく外出を控えていた。今も完全復調と言えない感じだ。未だに集中力がものすごい落ちている気がする(元々乏しいのに…)。いやぁ日射病をなめてたな。

今年は10月半ばまで真夏日が続き、気が付くともう12月だったりする笑。街歩きは涼しい時期にまたやるかー。ただ古巣は苦手意識がついてしまったかな。