2019年 夏

 

Venture AC700 アクションカメラ 続きでございます。

 

今回は「内蔵マイク」についてです。

 

このカメラには「外部マイク」が付属しているので当然ながら「外部マイク入力」があります。

 

「それがどうしたんだ、 おい!」と思われるかもしれませんが・・・

 

 

おそらくですが、

ちょっと前までのヤツをお使いの方はこの「外部マイク入力」は羨ましいのでは・・・?

 

だってぇ・・・

ちょっと前までのヤツは「内蔵マイク」しかなかったんですから!

 

そのちょっと前までのヤツをお使いの方々は、

音質の向上を目的として「外部マイク」を使えるように改良されたりしています。

 

①内蔵マイクを撤去して「外部マイク入力」を増設する

 

1、カメラを分解して内蔵マイクを撤去する

2、基盤から新たにケーブルを取り出す

3、カメラ外装に穴あけをして「外部マイク入力」コネクタを取付ける

 

 

②「外部マイク入力」を増設、さらに内蔵マイクも活用する

 

 画像拝借しております。

 

↑このようなミニジャックをカメラに仕込んで、

内蔵マイクの機能は活かしつつ「外部マイク」も使えるよう改造されているようです。

 

その場合でもやはり!

音質向上のために「内蔵マイク」は別のモノに変更するパターンが多いようです。

 


 

ココが変だよ Victure AC700!!

 

ごく一般的に考えれば・・・

 

カメラ単体での撮影は内蔵マイクで音声を録る、

外部マイクを使う時は内蔵マイクの回路がカットされて内蔵マイクはOFFになる・・・

 

ワタクシはこのカメラを手に取るまでは普通に「そうなるはず」だと思っていた!

 

だがしかし、このカメラは違った!!

 

このカメラは外部マイクを接続しても内蔵マイクはそのまま生きているのです・・・

 

なんじゃぁ、そりゃぁ!!

 

こんなんでは、

せっかく外部マイクで「エエ感じの音」を録れるようにしたとしても、

カメラ周辺に発生する風切り音の「ボーボー」といった余計な音が混ざってしまうのです!!

 

徒歩や自転車程度であれば風切り音はそれほど入らないと思いますが、

クルマやバイクで使用する場合は風切り音はなんとかしたいと誰でも思うはずです。

 

まあ、考えようによっては・・・

外部マイクからの音とカメラ周辺の音が同時に録れるので「臨場感あふれる素敵な音」が録れるのかも・・・?

 

 

風切り音が入らないように防水ケースを使用すれば、

完全密閉であるが故に内蔵マイクによる「こもったイマイチな音」しか録れない・・・

 

防水ケースを使用するとせっかくの「外部マイク」は使えない!!

 

何じゃぁ、こりゃぁ! 

 

それほどいい音が録れる訳でもない・・・

なんやったら外部マイクのジャマをするだけの内蔵マイクなんて全然いらんですやん!!

(あくまでワタクシの使い方としては・・・です)

 

 

理屈が判ったので早速バラシにかかりますよ!

 

 

ハメコミなので適当に剥がしてやるだけです。

 

 

両面テープをうまいこと剥がして液晶画面を外してやりました。

 

 

レンズ右側の棒状のヤツはWi-Fiのアンテナなんですかね?

 

 

ここまでバラしてやれば秘密工作がやりやすくなります。

 

 

この小さい丸いヤツが内蔵マイクです。

 

諸先輩方は内蔵マイクを撤去して、

基板からケーブルを出して新たに外部マイク入力用のコネクタを設ける改造をされています。

 


 

作業の途中ですがちょっとダラダラと文句を・・・

 

本来であればワタクシだって、

外部マイクと内蔵マイクを切替えてエエ感じに音を録れることが理想なのです!

 

なので、

外部マイク入力がついていなければきっと諸先輩方と同じような改造をしていたことでしょう。

 

Victure AC700は・・・

訳わからんヘンテコリンな仕様になっちゃってるもんだから!!

 

 

これが外部マイク入力のコネクタです。

 

 

外装には当然ながら外部マイクのプラグ差込口の穴が空いています。

 

内蔵マイクと外部マイクが使えるようにミニジャックに変更するとしても、

できることならば「この穴を拡げて大きくするだけ」ということにしたいところなのですが・・・

 

 

だがしかし!

ミニジャックの大きさを考えると同じ穴位置で「穴を大きくして取付ける」ことはほぼ不可能!

 

実際のミニジャックの穴の位置はおおよそこのあたり(赤丸)になると思われます。

 

そうすると差込口の穴が2ヶ所になっちゃう・・・

 

元の穴は何かしらで埋めてやればいいのかもしれませんが、

やはり何とも言えない「ムダ感、余計なことさせられてるやん感」が拭いきれません・・・

 

そこまでせなアカンやろか・・・?

 

最初からちゃんとした「外部マイク入力」があるのに、

わざわざ別のミニジャックに変更する作業はムダが多いですし正直言って面倒くさいです・・・

 

それもそうだし!

そもそもこんな仕様になってるなんて誰も思わへんやん!!

 

コンチクショー!

 

ということで・・・

 

外部マイクがあれば十分!

訳わからん内蔵マイクなんぞ撤去してしまえ! という結論に至った訳でございます。

 

長々と失礼しました・・・

 


 

それにしても・・・

こんな小さなマイクではまともな音声なんぞ拾えんですわな!!

 

 

ちょうど内蔵マイクがある位置の外装に小さな穴が3個空いてるだけですしね・・・

 

実に頼りないのであります・・・

 

 

まったく躊躇することなくマイクを引きちぎってやりました!

これでもう後戻りはでけへん、一切音声は録れへんやん!!

 

これからは、

いつでもどこでもどんな時でも「外部マイクだけ」に頼るしかないのであります!!

 

ワタクシのヤツは基板にハンダ付けされているマイクの端子?が中央に1ヶ所だけでした。

 

画像拝借しております

 

マイクを引きちぎった後の基盤には、

このように「+ -」の端子?が現れると思っていたのでちょっと想定外でした・・・

 

これまでの「外部マイク入力」がないタイプのヤツに、

外部マイクを接続できるようにするにはこの端子に配線をハンダ付けするのですが・・・

 

今回のワタクシのヤツのようなマイクだったらどうしたらエエんかしらん・・・?

 

根本的に電子工作の知識がないので・・・

(最初から外部マイク入力がついているから内蔵マイクの仕様も違うのかしら・・・?)

 

 

あとは元に戻してやるだけです!

 

 

何事もなかったかのように元に戻りましたよ。

 

試しに外部マイクをつないで動画を撮影してみましたが音声的にはまったく問題ナシでした!

 

まだ地味~に続くのです。