地味でマニアックな活動もいよいよ大詰めです。
今回はマグカップ内に収納するジュニア缶の保護を考えます。

まずはジュニア缶全体の保護よりも「ノズル先端」の保護が優先です。
ノズル先端を手で押すといとも簡単に液体のガスが噴出してしまいます。
これは危険です!
同じことがトップケース内で起これば大爆発の危険が・・・
ジュニア缶のキャップをそのまま使ったのでは、
当然のことながらマグカップのフタを閉めることはできません。
そのため何か別の方法でノズル先端を保護する必要があります。

という訳で、
ごくごく単純な発想で仮で加工してみた物がこれです。

カセットガスのキャップをただ単純にカットしただけの物です。
ノズル先端部分の保護方法をいろいろ考えてみましたが、
キャップの下側部分(カセットガス容器にはまり込む部分)を活用する方法が
一番簡単で確実なのでは?という発想から作ってみました。
もともとのキャップなのではまり込む部分の「しっかり具合」がいいですね!

この角度からはノズル先端がむき出し状態に見えますが・・・

実際にはリングの高さが「ノズルの先端ちょい上」になっています。

真横から見るとノズル先端はリングの中にしっかりと隠れています。

実際にはこのリングの上にマグカップのフタが被さって押さえ込むので、
リング自体は面で当たることになりノズル先端がフタに触れることはありません。
まあ、これでもいいと言えばいいのですが確実に安全とは言えません・・・
個人的には 納得がいかないですね!
いろいろ考えた結果、
やはり先端部分は「物理的」にしっかり保護されていないとマズイということに。

またまた登場、加工前のキャップです。
カセットガスの種類(メーカー?)によって若干形状が違うようです。

このようにキャップを2分割にしてみました。
この2点をさらにうまいこと加工して接着すると・・・

このようになるんですね~
材質がPP(ポリプロピレン)なので通常の接着剤ではまったく接着できません。
このためだけにわざわざ専用の接着剤(まあまあ高い)を用意するという・・・
ジュニア缶のノズル部分周辺の寸法を正確に測定して、
ノズルの先端がキャップ内側に触れないギリギリの寸法を計算して加工しました。

加工前のキャップと比べてみました。
ええ感じでサイズを詰めることができました。

さっそくジュニア缶にセットしてみました。
おお、ええ感じです!!
先ほどの物と同様、キャップの下側部分を活用しているので収まり具合も確実です。

加工前の物より若干キャップが外しにくくなりましたがまあ許容範囲内です。

マグカップとジュニア缶を並べてみました。
この状態でマグカップに収めてみると・・・

バッチリですね!
計算上キャップとフタの間にはまだあと少しだけ隙間があります。

ジュニア缶本体の保護用に用意したペットボトルホルダーです。

ジュニア缶にキャップをしてペットボトルケースで包んで・・・

それをマグカップに収めてみました。

フタをするとこうなります。
この少しだけフタが浮いている状態がポイントです。

次はこのセットした状態をマグカップ本体の保護用のペットボトルケースへ。

先ほどの「少し浮いているフタ」の部分ですが・・・

マグカップ本体のペットボトルケースによってしっかり押さえつけられます。
これによりマグカップ内でジュニア缶がカタカタ動くこともなくなります。
こりゃぁバッチリだな、おい!!
まさに想定通り!
おそらくマグカップ内もジュニア缶もキズひとつつくことはないと思われます。

キャップをつけたジュニア缶と比べてみました。
マグカップ分の外径は大きくなりましたが高さはほとんど変わってません。

山でラーメン&コーヒーの基本セットが完成しました!
それぞれの装備が、
しっかりと振動対策ができているので安心して山へ行けます!
ただ、
ペットボトルケース自体が「ニット」でできているので、
山での激しい振動でだんだんと擦り減っていつかは穴が空くでしょうね。
でもまあ「100円」ですから取り替えればいいだけのことです。
いやあ、ここまで長かったですね。
ようやく山でコーヒーが飲めます!!