数ヶ月に一回しか更新していない「ひっそりブログ」と化しましたが、、、
今年ももう終わりなんで、一番今年らしいことでも記しておこうかなと、、
今年のあたま位から行った事の無い模型屋でも巡ってみようかな、、とふと思い、休みの時間を利用して行ける範囲でいくつか回ってみました。
それに合わせて、昔集めていたタミヤニュースも買い戻したくて(引っ越しが続いたときに血迷って処分していた、、、)こちらも出来る範囲で探してみました。
1月頃から一日に2〜3件回り始め、年末のこの段階で手帳を見直すと、、なんと88件もの新規店舗を回っており、、それ以外にも会社帰りのヨドバシの模型コーナーや、一度行ったところを複数回回ったりもしたので、、、確実にこの一年で100回以上は模型屋に行っている事が分かりました、、、
まあ、食材の買い出しにスーパーに行くお母さんにしてみれば、年間100位行ってる事もあるかもしれないですが、、、何でも100回と言われると、、相当数だな、、と自分でも感じました。
さて、そんな訳でここからは100件回って感じた事を項目に分けて残して行きたいと思います。
■店舗ファサードについて
模型屋と言えば、こんな感じの絵面が思い起こされるのではないでしょうか
(栃木県日光市 キタヤマ模型)
・入り口のテント
・自販機
・無造作にたたまれた段ボール
・完成品が飾られたショーウィンドウ
・懐かしさを感じるタイル壁
・ラジコン関連の袖看板
・そして何よりタミヤのアンドン看板
模型好きで、この看板が嫌いな人はいないでしょう、、、(茨城県守谷市 TEN)
いつぞやのタミヤニュースに書いている人がいましたが、海外に行ってこの看板とともに模型屋があることが分かった時程心休まるときは無いと、、、。かくいう私も数年前、コレの本物、、手に入れました、、、。
テントにおいても、商店街のモノと一体になっている、こういう形式も味わい深いです。
(埼玉県さいたま市 プラザ玩具センター)
店先のガチャガチャと、10円ゲーム機のランダムな並びもプラモ/おもちゃ屋のアイコンですね。
プラモが置いてあるのは、何も模型屋だけではありません。駄菓子屋にも僅かながら残ってる場合がありますよね、、、(埼玉県川口市 小山商店)
アンパンマンの自販機、朱色で彩られたガチャガチャのパレード、、そしてストライプなテント、、、完璧です。
都内でも目を凝らせば昭和が残ってる場所がありますが、今でもこの風情は反則ではないでしょうか、、、(東京都葛飾区 模型専門店くらぶ)
プラモの作例ばっかりみてると、この写真ですらウェザリングが施されたジオラマのようです、、、。
模型屋は模型を売る器では無く、、お店自体が模型であるという境地です、、、。
模型屋のウィンドディスプレイってのも、時代を映す影法師ですが、、、
1/6 CB750Fの色褪せ具合が、そのまま店の歴史を表しているじゃないですか、、
なぜ、CB-Fばかりが餌食に、、、www
模型屋、駄菓子屋だけじゃなく、おもちゃ屋にもプラモはありますわね。
おもちゃ屋ならではのファサードってのもあって、店頭のビニールボールってのは必須かと思います。(東京都荒川区 ふじや)
ビニールボール、フラフープ、、ピクチュアパズル、、、完璧ですね、、、
一刻も早く店内に入りたくなります(東京都新宿区 カネモ・トイホビー)
人形を取り扱うおもちゃ屋ってのもありますよね。メルヘン、、なまえからして最高デス。
(千葉県匝瑳市 おもちゃのメルヘン)
■店の特徴たるもの
プラモ屋をいくつか回っていると、いくつかのジャンルに分けられる気がします。
・積み上げ系:床から天井までビッチリ、、、男の夢じゃないですか、、、
右も左も上も下も自分の好きなものに囲まれるという経験を身近で体験出来るのは模型屋しかないんじゃないでしょうか、、、
あまりに量がスゴ過ぎて、店の中に入れない、、というスゴいお店も存在します。
(埼玉県川越市 おびつ玩具店)
・こぎれい系:今は奥様主体で運営されている店は、基本的に積み上げ系少ない気がします。やはり女性の感性が表れている証かと思います。
・店主の思い系:模型屋は今でも個人経営の店が多く、店主の思いがお店の其処此所に書かれていて、、チェーン店では全てがマニュアル化され無味簡素な店内に比べると、逆に新鮮だったりします。
蛍光色の用紙に書かれた手書きのメッセージ、いの一番に目に入ります。
(東京都北区 ホビーショップトキワ)
・奥様系
名物奥様な店舗も数多くあります。模型屋といえばオジさんがやっているイメージが強いですが、
お話好きな奥様がいらっしゃる場合もあって、これもまた楽しいです
(茨城県下妻市 坂入模型教材店)。
物腰が柔らかい奥様、口調は強いが知識がスゴい奥様、田舎に帰った時の母ちゃんみたいな受け止め方をしてくれる奥様、、、模型屋はみそ汁みたいなモノです、、、その家にはその味がある、、みたいな、、。
・お父さん/お母さん系
お父さん/お母さんが一緒に迎えてくれるお店もありました(東京都葛飾区 野口屋)。
話している中で年齢聞いたら、どちらも90歳手前だとか、、、。
何処から来たの?実家は何処?親御さんは元気なの?てな問いかけを頂き、、、もう模型屋に来た事すら忘れそうなハートウォーミングな空間でした。
・話込む系
最近の模型事情、昔の模型事情、最近の問屋さん事情、昔の問屋さん事情、、、模型の話になったら店員も客も関係ありません、、一人の模型好きとして話は尽きないのです(埼玉県さいたま市 おとぎや)。
最近のメーカー事情、昔のメーカー事情、80年代ネタ大好きなんで、、、食いつく様に聞いてしまいました(千葉県東金市 岩崎模型店)
・その他、お店に行ったら、シャッターが閉まってて、、
お休みか、、しょうがない、、と帰ろうとしたら、朝の散歩から店主が帰ってきて開けてくれたり、、
別の店でもお彼岸の線香あげに行った帰りだよ、、と開けてくれたり、、、
店に誰もいなくて、、10分くらいしたら店のお母さんがようやく来たり、、、などなど、、模型屋をいくつか回ってると色々エピソードに事欠かさない訳です、、。
■珍しい系
100種100様な模型店、そんな中でも、なかなか体験出来ないようなお店もいくつかあります。
夜しかやってない店ってのは、バーみたいな感じで大人な匂いがしますよね、、、
暗闇の中にボンヤリ現れるプラモの壁、、最高デス。(営業時間18:30〜22:00)
(埼玉県北本市 模型のヤマト)
海を見に行ったついでに模型も嗜めるお店、、、
海岸に一番近い店舗なのでは無いでしょうか、、、?
(千葉県九十九里町 ふじ模型)
門をくぐって住宅の敷地(庭)に車を入れたら、母屋の隣りにタミヤの看板を掲げたもう一つの建家が、、、
敷地のデカイ親戚のオジちゃん家の、、秘密の工房みたいな感じですが、ちゃんと模型屋でした
(東京都江戸川区 イワダテホビー)
家が模型屋ってのはいくつかあるらしいんですが、一番有名だったのはここじゃないでしょうか。
結構大きな一軒家の殆どの部屋に模型が置かれてて、、、スゴいマニアの家にお呼ばれされた感じでした。残念ながらオーナーが亡くなられたとのことで閉店となりました(東京都目黒区 雷王)
と、、まあ、その他にも話は尽きない位色んな想い出をたくさん作ってくれた模型屋紀行でしたが、ここまで巡ったのでしっかりまとめておこうと各店舗の特徴を記して、紙に出力しクリアファイルで回し読み出来る形にしたところ、同じ様に模型屋を巡ってるタミヤ会メンバーからお褒めの言葉をいただき、、、、これが今年一番楽しくて嬉しかった事なんじゃないかと思ってます。
来年も更に巡って200店舗目指すか、全然違う毛色の店巡りとかやっているかは分かりませんが、また報告の時が来たらこのブログに上げたいと思います。