「父上!何ボーっとしてるんですか、そろそろ行きますよ」
目の前には奇抜な服に身を包んだ少年が立っていた。
「へっ?あなたは?って言うか父上って…」
この凛々しい表情の少年は大国主の息子のスクナヒコで2人は天から授かった国づくりの教えを世に広めるために国中を回っている旅の途中でした。
「生きる術、つまり穀物の育て方や魚の獲り方、薬やお酒の作り方を教え自然への感謝と関わり方を伝えてます。何より人と人を繋ぎ伝統と技術を受け継ぐお祭りはとっても大切ですね」
と、大国主のすっとぼけ遊びだと思って乗ってくれて説明してくれるスクナヒコなのでした。
この旅で播磨の道中での2人のアホな勝負💩の話を聞いて大笑いしてるとスクナヒコが咳き込み倒れてしまった😵
焦った大国主は息子を背負い伊予の国の温泉に浸からせてもらうのでした。
体もポカポカになりすっかり元気を取り戻したスクナヒコが「ここからは自分1人で国づくりの教えを伝えるのですもんね。まずは父上が持っている袋の中にある"タネ"を皆んなに配りましょう」と前にハクト🐇を助けるためにガマの花粉を取り出したあの袋の中にあるタネを大国主が国中に配り、育て方を教えて回ったようにスクナヒコがするのだと言いました。
こうして日本各地を巡り楽しく国づくりを半年ほどしていった2人なのでした。
この旅を通してこの時代は国と国の結びつきだけではなく人と人、精神、食、自然とのバランスがとれていた事がよくわかった。
日本人はいつ"この感覚"を失ってしまったのだろう…
「人間も自然の一部。目に見えないだけで全部繋がっています。最近やって来る渡来人の中には『人間だけが特別!』って考える人もいるみたいだけど」とスクナヒコ。
大国主がスクナヒコに語ったとても素敵な言葉の数々を教えてくれ、それを聞いているうちにサムは「俺の人生の課題はなんだろ?」「俺は何から逃げ続けてきたんだ?」と考えこんでいると…
「父上、危ない!」
と、大国主のサムをかばう体勢でスクナヒコが上に乗っていた。矢が地面に突き刺さっている。
「ようやく見つけたぞ、ナムチ!」
と全身いくつもの傷を負ったタケルが居た。
すっかり魔王モードのタケルに、神器を国に置いて来た2人は走って逃げるのでした💨
疲れ果てもう大丈夫だろうとその場に倒れ込み、様々な思いを巡らせ『タケルと現世の自分の心が同じではないか!』と思いつくとサムは悲しくなったのですが、それよりもスクナヒコの様子がおかしい…お腹に毒矢が刺さっているではないですか!
「薬も全部あげてしまったのでどうにもならないですね」と「父上、自分を責めないで下さい。自分が死んでも兄君を憎まないであげて下さい。誰も信じられなくなった悲しい目をしていました。ああいう人を救う事がきっとこれからの世界にとって大切なんです」と目を閉じて動かなくなりました😢
その内タケルがついに追いついて「今すぐ首をかき切って終わらせてやる」と息巻いてきました。
タケルへの憎悪が燃え上がるが、スクナヒコの言葉に「俺はタケルを殺さない。最後にアンタの話を聞かせてくれ」と剣を投げ捨てた。
タケルは困惑しました。
サムはスクナヒコを殺された憎しみはあるが、ナムチの心の中にあるタケルへの尊敬の気持ちもある事を伝えるとタケルもナムチへの嫉妬心から憎しみが生まれた事を正直に語り
「ワシは国の頂点に立ってお前に尊敬されたかっただけなのかもしれない」と大粒の涙を流すのでした。
『俺の人生の課題は"逃げないこと"じゃなくて"向き合うこと"だったんだ!』とサムはその時悟るのでした。
そこにタマちゃん再登場!
「よく気づけた。頑張ったな」と褒めてくれました。
そしてサムは「俺は大国主で、タケルはバーでサムを刺した常連客のワタリさんだった!人生は今だけじゃなく全部繋がっていたんだ」と気づくのでした。
そしてめちゃくちゃ深い会話を2人でした後に現代へと戻っていきました。
次回へ続く…
*今回も考え深い会話をたくさんしてるのをいっぱい端折ってるので、どうぞ本書を読んでじっくり味わって下さいね😝
ではまた👋
