今日、誰のために生きる? | Loveone

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作家のひすいさんが湯河原の「ご縁の杜」という宿の温泉で出会った、タンザニアの"ティンガティンガ"と言うペンキアートを学びにブンジュ村へ行ったショーゲンさんの、日本人に伝えたいお話しを詰め込んだ本です。

YouTubeですっかりお馴染みとなってはいると思いますが、私達日本人が忘れてしまっていた素敵な言葉の数々に、魂なのか血なのか何か分からないものが反応するような氣がしました。
では、それらを抜粋してご紹介します。


*たった3歳の女の子ザイちゃんが言った一言「言葉はね、相手をハグするように言うのよ。ショーゲンはお母さんから抱きしめられたことないの?」
そしてギューッと抱きしめてくれたのです。
(きっとこのハグでショーゲンさんはオキシトシン全開になった事でしょうね😆)

*「無駄なことの中に幸せがある」

*「おはよう。今日、誰のために生きる?私は自分のために生きるから」

*「人の背中を1番押してくれるのは『信じてる』って言葉だよ。だから背中を押してあげたい人がいたら、『信じてる』って言葉をかけてあげてね」

*「失敗しても誰も責めないわよ。だから子どもの前で失敗を隠すのはやめてね。失敗する大人を見るから、子どもは安心して未来が描けるんじゃない?」

*「歳を重ねれば重ねるほど完璧になっていくんじゃない。人は歳を重ねれば重ねるほど人間らしくなっていくんだ」

*「1番大切にしないといけないのは自分だよ。
ショーゲンはいつも自分を置き去りにしているように見える。それでショーゲンの魂は喜んでる?
自分の魂に失礼なことをしてはいけないよ」
「まずは自分の心を満たしてね」

*「愛が注がれたものからしか愛は与えられないんだよ。自分自身を愛で満たしていれば、自分の行為の全てに愛が宿る」

*「考えてみて『感謝の気持ちを伝えに来ました』と言われて『いや来ないで下さい』と言う人はいないでしょ。感謝の気持ちを伝えられたら皆んな嬉しいんだよ」

*自分の喜びにどこまでも寄り添い、その喜びを素直に表現して生きる。それが歓喜する人間です。自分の喜びを生きていく時、人は自然に自分らしくなっていきます。

*「ただ欲しいと言うだけじゃなくて、なぜ欲しいのか。そういう思いをちゃんと伝えられたの?大切なことを端折ってはいけないよ」

*その時、その場に、僕が居たかどうか…。
それは一瞬一瞬、僕の心が今ここにあったか、という事です。
「その一瞬一瞬を味わい、感じるということが生きるということだよ」


さて、不思議な事にこの村の70歳の村長のお爺さんはシャーマンで、夢の中で時空を超えて日本人と交信して色々と教わったと言うのです。
そして、こう言っていたそうです。
「日本人こそがオレたちの先輩で、真のアミニズムなんだ。
自然災害が来ないように、自然に対して手を合わせるという心が皆んなの中にある。
地球上で虫の音がメロディとして聞こえる、虫と会話ができる稀有な民族が2民族だけいて、それが日本人とポリネシア人なんだ」
「日本人は虫と話をするために、日本語を生んだんじゃないかな」
自然の中で1番小さくて繊細な声をちゃんとキャッチして自然と共存共栄して生きていくために。

かつての日本人は世界で1番自然から愛されていた人種だったそうです。
「自然ととても良い距離感で向き合っていて、小さな虫の音にまで耳を傾けることができるほど、ものすごく心に余裕がある人達だったんだ」
「虫の音がメロディとして、会話として聞こえる、その素晴らしさは当たり前じゃない。なぜそういう役割を日本人が与えられたか、もう気づいてるでしょ?
幸せとは何か、本当に大切なことは何か、それがすでに日本人は分かっているからだよ。
だからそれを伝えていく役割が日本人にはあるんだ」
「日本人の血の中に流れる素晴らしい記憶を呼び起こしてね」
「裸足で大地に立ち、空を見上げる。そして虫の音に耳を傾ける。
そうすれば日本人本来の記憶を取り戻せる」
と村長は教えてくれました。

ある夜村長は…
「この世が滅亡する時は、日本人に虫の音が聞こえなくなった時だよ。つまり、自然と対話できる人がいなくなった時に地球の崩壊が始まる」😱
と、無茶苦茶プレッシャーな事を言ってくるのです。
そして村長は…
「世界で1番空を見上げる余裕を持っていたのが日本人なんだ。取り戻してくれ、今すぐに。
世界中の人が1番大切にしないといけないのは、日本人だとオレは言い切れる。だからその感性を取り戻してほしい。
日本人は心の豊かさと、揺るがない心の安定を持っている人であってほしい。それが日本人の役割なんだよ」と

「日本人はふだん当たり前にやっている所作の一つひとつを愛していたんだ。水をすくう時の手の形すら愛していた。息を吐いている時の自分、息を吸ってる時の自分。それをこの上なく愛していたんだ。
日常の一瞬一瞬に1番喜びを感じていたのが日本人だったんだよ。
人間は自然の一部なんかじゃない、自然そのものなんだよ」
も〜無茶苦茶いいこと言いますわ、村長!😂
確かに、一瞬一瞬を丁寧に味わうと、より深く喜びを味わえるようになる。
息を整えると自分自身の存在をはっきり認識する事ができ、自分の心の中にある本当の喜びを大切に生きていこうと改めて思えるんです。とショーゲンさん☺️
特に都会で生きている人間には耳が痛い言葉ばかりで、生き方を丸ごと変えたくなります💦

日本に帰って来てからのショーゲンさんは、ブンジュ村で学んだ通り「感謝の気持ちを伝える」ことを実践していった結果、想像を越える"凄いこと"が起き続けるのです。が、それは本書でお楽しみ下さい。YouTubeでも言ってましたけどね(笑)

このブンジュ村での話を毎日様々な所で話し続け、それは、自分も聞き続けることになり、ショーゲンさん自身も心に余裕を持てるように変わっていくのでした。


後半はひすいさんのパートで、この村のエッセンスを私達現代の日本人が日常生活に落とし込める6つの秘訣を書いてくれています。

1.小さな幸せが、1番大きな幸せと気づく
2.自分の本音を大切にする
3.無駄を大切にする
(効率を求めない・今ここを楽しむ)
4.ダメな自分を「かわいい」とゆるす
(完璧であろうとしない)
5.1番身近な大自然、体の感性を取り戻す
(五感を磨く)
6.歓喜する!

そして、さすが作家であるひすいさんの素敵な言葉をいくつか抜粋しましょうね。

☆「私」と「あなた」は"本心"で繋がっている
→自分の本当の気持ちに嘘をつけばつくほど他者との繋がりが細くなってしまう。
「自己犠牲は神様がもっとも悲しむ生き方」

☆自分を満たすと周りも幸せになる
→人は自分の幸せを極めると、人が幸せになることを自然に望むようになるからです。

<上記の6つの秘訣の解説>
1.幸せの第一歩は、自分が幸福だったと知ることなんです。
幸せになるには「幸せを感じる心」を手に入れるしかないのです。

2.☀︎まずは自分がやりたい事をやってあげること。そして、自分が本当はやりたくない事はやらないであげること。
☀︎気持ちを丁寧に伝え合うことが「平和」の原点
☀︎「和える」はそれぞれの違い(魅力)を活かしながらお互いの個性を尊重する「ハーモニー」。
「混ぜる」は混ぜ合わせて全く違うものを作り出そうとする「ミックス」
一人ひとりが本当の心を大切にしながら無理一つしない。個性がバラバラなままでハーモニーを生み出す。「和をもって貴しとなす」ってやつ

3.無駄を楽しめるのは心にゆとりがあるからであり、それは今あるものの価値をしっかりわかっているっていうことなんです。

4.人は長所で尊敬され、短所で愛されるのです。

5.体に意識を向けると「今ここ」「中今」に戻れる。体とは五感のことです。体は最も身近な大自然。
丁寧に今ここを味わっていくと、それだけで心が満たされていく。
「行為を楽しみ始める瞬間、その行為は幸せの泉となり、人生は一変する」
*神道には悟りの概念はない。教祖も経典もない。
つまり、正しさやゴールを目指す生き方ではなく、どこまでも「今ここ」を丁寧に味わい、今を喜んで生きる道なのです。

6.人間の役割とは「愛すること」と「感動を表現すること」

ひすいさんは↑これらに付随するワークも提案してくれているので、興味ある方は本書を読んでやってみて下さい。


最後に各人からのメッセージをどうぞ♡
「丁寧に喜びを感じて生きる。そのためにする事は一つ。"自分のために生きること"」
   by SHOGEN
「日本語の周波数帯は125〜1500Hzで自然音に近い周波数なのです」
「日本人にとって虫の音は左脳の言語脳で声として捉えている。自然の音を人の声と同じように聞く、それを象徴したオノマトペは縄文大和言葉の名残と言われている」
「日本語の特性となる母音が自然の音と共鳴しやすいのです」
「僕らの血に眠るその感性を呼び覚ます時は、まさに今です!待ったなし!」
   by     ひすいこたろう