年齢がいくほどに時間の早さを感じるのは、ほとんどの人

に共通でしょう。どうしてそうなってしまうのかについて

は様々に言われています。

 

私が思うのは、好奇心の減少との関連性です。

子どもたちは大人に較べて好奇心が強くあります。赤ん坊

でもそうです。この好奇心が強くないと人間は成長して行

けないはずだと私は思っています。

 

なんでもかんでも当たり前の感覚になっていくことで、時

間の経過が段々と早く感じられるようになるのではないで

しょうか。

 

好奇心が満たされるというのは、とても嬉しいものです。

きっとこれを読んでいるあなたにもそんな時期があったは

ずです。

でもいまは、当時のようにはなってはいませんよね。

いろんなことが当たり前化している。あなたの意識の中で。

だから何かを見ても別段なんとも思わない。感覚が麻痺し

てしまっているのです。

 

世界は楽しいことばかりだと沖縄のある画家が言ってまし

た。その画家はこんな風にも言ってました。

楽しいこと面白いことが一杯あって幸せなはずなのに、

人はどういうわけか、その幸せの中にほんのちょっとある

不幸の方にばかり目をやる、どうして沢山ある幸せのほう

に目を向けないのだろうかと。

私はこの画家が言う通りだと思います。

 

一日中顕微鏡を覗いているだけで幸福を味わえている、た

とえば研究者がいます。ある画家も、自宅の周囲500メー

トル以上からほとんど出ないのだと言っていました。その

画家は虫を描く画家なのです。

 

あなたの周りには不思議でワクワクするものが一杯ありま

す。自分の狭い心の中に閉じこもっていないで、沢山ある

「幸せの世界」に飛び込みましょう。

 

空の雲も毎日変っています。

なんでも当たり前と思うのはよくないです。

好奇心を発揮しましょう。

 

今日の一日が良き日となりますように。