色々と忙しくて、バイクにかまっていられない状況が続いている。

 

昨年夏にキャブの調整をしていたSRX600も、その後はほとんど触れない状態。

問題もそのままである。

 

私のSRX600の問題は、エンジンのくしゃみ?

走っているとエンジンが一瞬クシャッと息をついてパワーが抜ける。

ガス欠かミスファイヤみたいな感じの症状。

 

アクセルを開けて加速しようとする時に発生するから始末が悪い。

高速道路でも80km/hくらいからの加速で発生して一瞬失速する。

その後、キャブをバラしたり、ニードルを変えたりしたけど、症状は変わらない。

結局、そのまま年を越してしまった。

 

正月休みで、時間が取れたので、久しぶりにSRXを整備する事にした。

問題の原因についていろいろ考えていたのだが、ネットで見つけたのが

”ガソリンタンクの空気穴の詰まり”

ガソリンタンクは、雨水が入ったり、転倒時にこぼれ出さないように、ほぼ密閉状態になっている。

通常、ガソリンは燃料コックから自然落下で出て来るのだが、タンクが完全に密閉されていると、ガソリンが出て来ない。

そこでバルブの付いた空気穴が開いているのだが、これが詰まるとガソリンが出て来なくなるというわけだ。

あまり聞かない問題だが、可能性が有りそうなので、空気穴があるというタンクキャップをバラしてみる事にした。

 

そんな訳で

SRX600のタンクキャップの清掃

 

取り外したタンクキャップ

写真ではキレイそうに見えるが、かなり腐食している。

ネットの情報を見ながら分解する。

 

見て判るように、中はかなり腐食していて、特にロック用のバーを推すスプリング部分がひどい。

 

更に分解すると、空気が流れる経路とバルブ(弁)が見える。

ここはかなりキレイで腐食もごみも無い。

ちなみに上にかぶせる黒いゴムカバーに破れがあったが、空気の通路には影響がない(はず)ので、そのまま使うことにした。

 

 

実際の空気穴はキーカバーに空いている小さな穴。

これが実際のタンク内とつながっている部分。

 

穴は完全に詰まっていた訳ではなかったが、腐食で穴径が小さくなっていたので掃除しました。

他の腐食部分も掃除して組み直した。

 

結果・・・

 

修理後、まだ20km程度しか走行していないが、今のところ問題の

”エンジンのくしゃみ”は発生していない。

 

これは治ったと言って良いのか?

本当に治ったかどうかはもうしばらく様子を見ないといけないだろう。

 

でも、空位穴が原因で”くしゃみ”をするのだろうか?

燃料が行かないからガス欠状態になるのかな?

でも、それだと一瞬だけ発生する言うのも不思議。

他にも問題があるような気がします。

 

やっぱりもう少し様子を見ましょう。