オカモトに捧げた朝 | 釣り部?

オカモトに捧げた朝

諸事情により今日明日、バス通勤。
滅多に乗らないバス。
要領がよくわからない。
事前に小銭を用意し、お金をいつ払うのか、前から乗るのか後ろから乗るのか等綿密に調べ臨んだバスでの出勤。
約3分の遅れに若干イラつく。
少し早めに出てきたので遅刻をすることはないのだが。

次の停留所からおじさんが乗り込んできた。
おじさん私が座っている前の席に座る。
そして通路を挟んで隣に座っている人におはようございますと挨拶。

同僚のようである。
しばらく仕事の話をしていたが…
『次のバス停からオカモトが乗ってきますよ、たぶん』
と一人が言い出した。

オカモトが乗ってくる…

前のオッサン二人の知り合いということはやで、この二人の近くにオカモトは座りたいのではないか…?
私…ここに座ってたら邪魔?
後ろやったら座る席空いてるけど、オカモトここに座りたいんちゃうん?
乗って来てから譲るんも変やし、今のうちから席後ろ行っといた方がええかな…

散々オカモトに気を遣ったが結局オカモトは乗ってこなかった…

オカモトの為に出勤前から気疲れをした朝であった…