先日、うらない君とうれない君で六壬と四柱推命の共通性についての話をしたところ意外な好評をいただき、気をよくして本日収録のうらない君とうれない君では六壬について話をした。

まあ私は六壬に関しては専門外なので話半分以下で聞いていただければよいのだが、二日に分かれていて一日目は六壬はどうして六壬というの？という素朴な疑問について、二日目は昴星課についての話をした。

どちらも言葉足らずでひどい内容になってしまったがそれはいつもの御愛嬌としても、悔やまれるのは必読書紹介として持参した書を説明するのを忘れてしまったことだ。

だからここで紹介しておく。

この写真はどちらも中国書で、右が袁樹珊先生の『大六壬探原』香港潤徳書局、左は張純照先生の『六壬尋原』集文書局、この本は面白いことに表紙はご覧のように『六壬尋原』だが中身は『大六壬尋原』となっている。

標準的には『大六壬探原』をしっかり読み込めば十分だと思う。『六壬尋原』には私が個人的に大好きな姚廣孝の超神法の月将が載っているのが嬉しい。もっとも一般的には無用の異端説として退けられるだろうが。実際、右の編者である袁樹珊はこの説について「殊不足信」と切り捨てている。

ちなみに日本語の本であれば阿部泰山先生の泰山全集中の六壬書がよいであろうし、そのダイジェストともいえる中井瑛祐先生の『大六壬占術』中尾書店が入りやすいのではないだろうか。

とりあえずせっかく持っていったのに公開できなかったのでここに書籍紹介をしておくことにしたまでで他意はない。

くれぐれも門外漢の戯言は面白く聞いておくだけにして真剣に取り組まれる向きには正当な研究者の言葉に従うべきであろうと思います。

六壬の書籍