ようやく | baibのいらっしゃいました。

ようやく

なぜだか会社にたどりつけなかった。ようやく乗れた電車を乗り継ぎハプニングがおきた。ハプニングといっても電車が停まったわけではなく寝過ごした客が車掌に詰め寄っている。どうやら寝過ごしたようだ。その電車は終点まで約30分は停まらない。彼は停めてくれと訴えている。しかし一個人が停められる程あまくはない。彼は負けずに飛び降りるから速度をおとしてくれといっている。車掌は金は要らないからとにかく座ってろといって私の隣に座らせた。彼は落ち着かない。普段なら注意する所だがおもしろいから観察していた。目的の駅が近づくとうろうろしはじめて車掌になんとかならないかとつめよる。車掌はあいてにしない。すると彼は車内を走りだした。まるでコントだ。目的の駅をすぎ彼は落胆した。そこまで落ちるほど彼に何が待っていたんだ。しかし電車を停め罰金を取られたうえに警察につきだされる。少なくとも終点まで行って折り返したほうが早く済むんじゃないかなどと勝手に彼の今後を想像しながら車内での時間を楽しんだ。その後、終点にて折り返しの電車は目の前に停まっていたが彼は気付かずホームであわてている。気の毒になり教えてあげたが礼を言ってくれているうちにドアがしまり行ってしまった。結果、私がとどめをさしてしまった。