カイロの治安・・・・ | エジプトに暮らして

エジプトに暮らして

いつの間にやら、エジプトでの国際結婚生活9年目。元添乗員ながら観光地案内はほとんどなし。友人への近況報告がてら、日々の事を綴っていきます。私の目線でのエジプトをどうぞ、これもエジプト。


さあ、今から前記事で予告した「治安」に関する事を書こうと
PCを広げた途端に、リアルタイムで入ってきた在エジプト日本大使館からのメール。
これって、転記してもいいのかわからないけど、大事な注意だから拡散しても
いいよ、、、ね?って事で転記します。



                             
犯罪に関する注意



1 エジプトでは犯罪統計が明らかにされていませんが、日本大使館が得た情報、また各

 種報道等からは、昨年の政変以降、誘拐、強盗、暴行等の凶悪な犯罪が増加している状

 況が窺えます。最近の主な事例は以下のとおりです。

(1)邦人女性が、夕刻、ギザ県アレクサンドリア・デザート道路入口付近を運転・走行

  中、後続車両に接触された。邦人女性が、事故確認のため車両を路肩に停車させ、降

  車したところ、接触車両から降車した同乗男性が、邦人女性の車両運転席に乗り込み

  2台で逃走した。逃走車両には邦人女性の子供が乗車していたが、まもなく発見・保

  護された。

(2)外国人が、夕刻、カイロ県マーディ地区からカルフール・スーパーへ通じる道路を

  四輪駆動のSUV車に子供を同乗させて運転・走行中、2台の車両に前後を挟むよう

  にして停車させられた。これら車両から降車してきた者が、けん銃で脅しながら、S

  UV車の全員に対して降車を求め、指示に従い降車すると車両に乗り込み3台で逃走

  した。

(3)外国人旅行者が、南シナイ県シャルムエルシェイク市と聖カトリーナ修道院を結ぶ

  道路をガイドとともに車両移動中、ワディ・アル・ソアル(聖カトリーナから東へ約

  40kmの地点)において、武装したベドウィンにより、別の車両にて連れ去られた。

  その後、治安当局による交渉を経て、解放された。

(4)外国人夫婦が、夜間、カイロ・ザマレック地区ゲジーラ・クラブ付近を歩行中、オ

  ートバイに乗車した二人組により、所持品を強奪された。

  また、この他にも、武装集団による銀行や商店を対象とした強盗事件、タクシー運転

 手による恐喝事件等がカイロ・マーディ地区ほか市街地でも発生しています。



2 つきましては、皆様におかれては、不要不急の夜間外出及び昼夜ともに単独行動は避

 け、以下の点を参考に十分な注意をしていただくとともに、万一、強盗等の被害に遭っ

 た場合は、無理な抵抗せず、身の安全を最優先していただくようお願いいたします。

(1)自動車強盗・誘拐

 ・乗車中はドアをロックし、窓を閉める。

 ・深夜、早朝等通行車両の少ない時間の走行や、通行車両の少ない道路の走行を避ける。

 ・接触された場合、不審車両、不審者からの停車の要求には応じない。停車せざるを得

 ない場合は、人通りが多い場所や警察官がいる場所に移動する。

 ・ほとんどが車両や金銭の奪取のみが目的と考えられるところ、状況にもよるが、犯人

 側の攻撃を招くような無理な抵抗はしない。

(2)路上強盗・ひったくり

 ・周辺の状況に常に注意を払い、特に不審な若者やホームレス風の者達がたむろしてい

 る場所には近づかない。

 ・特に人通りの少ない場所では、オートバイや自動車の接近に注意を払う。

 ・鞄はなるべく所持しない。鞄をたすき掛けにした場合、ひったくられた際に負傷する

 おそれがあるため、鞄を所持する必要がある場合は、抱え込むように所持する。

(3)タクシー運転手による強盗・恐喝

 ・深夜、早朝等は、単独での利用を避ける。

 ・声をかけてきたタクシーは利用しない。 

 ・後部座席に座る(助手席には座らない)。

 ・相乗り者が現れた場合、直ちに降車する。

 ・白いメーター式タクシーを選ぶ。

 ・料金は降車した後に支払う。

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と、こういうメールが来ました。

最近ブログへのメッセージやコメントで
エジプトの治安はどうですか?といった漠然とした質問が来る事、多し。
中には、観光関係の方が書いてるブログに質問すると返答に偏りがあるので
一般市民の目で答えてください、なんてのもありました。
実は、今日もそういう内容のメッセージが。。

私は町の中心地や観光地のそばにすんでいるわけではないので、それこそ偏りが
あるかも知れませんが・・・・
ピラミッド、考古学博物館、オールドカイロ、ナイル川、の「今日」の状況は、わからない。

だけど、ここから近い普通の町での状況や、新聞、ニュース、情報は入ってくる。
最近増えているのが、上記メールにあるような、強盗と、車の誘拐(というのか?)
あとは有名人の家族の誘拐。

の友人のお兄さん夫婦が普通の道を走行中、前を走ってた車が二台のバイクに
銃つきつけられて車を奪われてしまったそう。

の知り合いのタクシードライバーさん、夫婦のような男女を乗せたところ、ひとけの
ないところに入った途端、銃をつきつけられて、タクシーを奪われた。その時に連絡用の
携帯を渡され、本人の携帯は奪われた。
本人の携帯から、連絡用の携帯に電話がかかってきて
、「車を返して欲しかったら、3万ポンド(約45万円)持って○○に一人で来い!
警察に連絡したら車は返さない、と。
ドライバーさんはタクシーのオーナーではなかったので実際はオーナーが行き、
タクシーは無事返却された。
この3万ポンドという金額が巧妙で、ちょっとした金持ちなら持ってるし、そうでない人でも
親戚からかき集めたら何とかなるし、これで片付くなら、と警察に届けない可能性が高い。

大使館からの上記メールでは、タクシードライバーによる恐喝、とあるけど
タクシードライバーも、被害にあってたり、する。

私がよく行ってたシティスターズの前の道路で、友人の義姉さんが親子で歩いていて
引ったくりにあったそうだし・・・・

と、実際に最近聞いた話を挙げてみた。

じゃあ、今、エジプトに観光に来るのはどうなのか?
う~~ん、ちょっと前なら自己責任で、もしくはきっちりオーガナイズされたツアーで、
そして住宅地や、もちろんデモが行われている周辺には行かないように、という
アドバイスをしていたけど、前記事で書いたように、今は「暴徒」がどこに出没するか
誰にもわからないし、政府系の建物はタハリール広場周辺にだけあるのではないので
どこで何があるかわからない。
何しろ、革命後、はびこってるチンピラたちが銃を所持しているので・・・・
それが心配。
特に外国人となると、目立つ。
お金持ってるように見える。
強盗や引ったくりに遭いやすい、と思う。

という観点から、政情不安な国に今、というのは避けた方がいいのでは?
というのが私からのアドバイス。
じゃあ、いつまでか?それは私が知りたい。
最低でも大統領選挙がある6月まで?
でも人選によっては、その後も抗議デモとか起こりそう。
抗議されないような人が立候補する可能性は、今のところ非常に・・・・低い

最後に、これを見て
私の住むエリアはまったく問題ないし、危険を感じません、普通に仕事に行ってるし
普通に学校に行ってるよ!という在留邦人の方も多いはず。
かくいう私も、ここ・・・・・すごく平和。相変わらずクラブにも通ってるし、
今日もオープンレストランで友人とお茶して日向ぼっこ。
こんな事書いて妨害する気か?と怒る観光関係者の方もいるかも。

でも書いた事も事実、それをまったく見せずに「いらっしゃ~い」とは言えなかったので
あえて書いてみた。
というわけで、今日質問メッセージを下さった方、この記事が私からのお返事です。


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