ナマステぇ~。











はーい。
ナマステぇ
ナマステぇ~~。

みんなの元気なナマステ、
ちゃ~んと聞こえてますよ~!

私が、立花マステぇ~。
え?
出馬?
いえ、いえ、
その方とは違いマステぇ~。
似て非なるもの。
例えるなら…




夏目漱石は

【 I love you 】を


「 月が綺麗ですね 」

と、訳し…




戸田奈津子は

【 fuck you 】を


「 ケツにキスしな 」

と、訳した。



うーん。
似て非なるもの。
例えとしては花丸。
なんなら辞書に載せてもイイんじゃね?
くらいパーフェクト。



にしても、
どっちもセンスあるよね。

言葉は
使い方次第で
武器にも薬にもなる
ある意味、魔法みてーなもんだ。

マジカル マスターと呼ばれる俺だが、
現実は、まだまだである。
そんな未熟な俺が、
よく言われる台詞がある


『ホント、口上手いよねぇ』



そこらのヘルス嬢より
よっぽど言われたんじゃねーかな。

この台詞って、
あんまり良いイメージで
使われないよね。
しかし、そんなこたぁ
俺にとっては、どーでもイイ。
なぜなら
そう言った彼女たちは皆、
笑顔だったからだ。

男にとって
これ以上のもんなんてねーだろ。
これこそが、本当の魔法。

だが、俺はこの笑顔という魔法が
巧く使えない。
とはいえ、
ホストを生業としてきた俺だ。
得意の笑顔もある。
自身では、こう呼んでいる。

【THE half smile】



半笑いである。
人を小馬鹿にするときのあれ。
話を聞いて、真剣な顔。
数度 頷いて相手の目を見る。
そして、間を置いて…  半笑い。

プッ…
手を口に充てたりなんかして!


ちょー得意なんですけど~!


と、
善からぬ使い方しか出来ない。
なので俺は
言葉という魔法を
大切にしている。

言葉は
ちょっぴりドレスアップするだけで
意味も響きも、色気を纏う。
人を魅了するのだ…  。




ここで、一人の男を紹介したい。
久しぶりの登場   Jくん である。
この男、
言葉という魔法を巧みに使い
人々に感動を与え
俺には、半笑いをくれる
数少ない《マジカル称号者》なのだ。
彼の称号は



マジカル係長!



そう、彼こそ
【マジカル係長 J 】
すでに、
本のタイトルのようだ。
彼の言葉は、ドラマチック。
ひと度 話し始めれば
それは、物語の世界。
二泊三日の温泉旅行も…



  マジカル係長 J の大冒険!


72時間のファンタジー。
行く先々で撮られた動画を観ながら
引き込まれて行く世界は



  マジカル係長 J
   ~ The movies ~


まるで映画 観賞の如し。
心地好い錯覚に陥る。
そして、
錯覚の極みと言えば…



   マジカル係長 J
   ~ 東京ドーム 2 Day''s ~   決定!



 チケットが取れただけの話すら
なんか、
『スッゲー!』
みたいな。

さすが、係長。
ちなみに、マスターより
ランク上位ね。





ここまで書いておいてなんだが…
これでは、まるで Jくんが
話を盛ってる与太公か
聞いてる こっちが馬鹿野郎か?
みたいだけど、
そういうこっちゃなくてね。
例えば…

「雨が降るでしょう」を

「傘の花が咲くでしょう」みたいな…。



これが
言葉のドレスアップよ。




ても…





      言葉を文字にするのって…
         ちょ~~ 難ちーね。


 


うんこベンツ坂内智和から
メールが届いた。
前回のブログに対して


『ブログ久しぶりに読みました!
さすがです!』



何が さすがか よく分からんが
そこもまた さすがなところ。
そう。
さすがな男
立花だ。宜しく頼む。



メールは、こう続いていた…


『でも
コーヒーと ほうきって マジすか?』



お前の気持ちは、よく分かる。
この…
さすがの俺でさえ
大工が ほうき片手に怒鳴っている姿を
目にしたときは
「マジすか!」
声に出そうになったほどだ。
声は出さずに済んだが
半笑いは抑えられなかった。

ここで問題

アナタが信号待ちをしていると
隣の野郎が


A 『マジすか!』

B  半笑い


どっちが恐ろしいでしょ~か?



話が、ズレたが
問題は、
そんなこっちゃない。
メールには続きが…


『ネタなら最高です!』



はあ?
ネタなら最高です?
ネ、ネタなら最高か?

何言ってんだ、お前。
こんなもん
ネタなら最低。
面白くも なんともねえ。
多くを綴って来たこのブログだが
ネタで書いたことは唯一、
口説き文句だけ。
あんなこと誰が吐くか!
実際 言ってる奴がいたら
指差して笑ったるわ。
俺クラスになると
日常会話が 既に口説き文句。
挨拶ですら
相手は頬を染める。
どうよ?
最低だろ。


と…
そんなことは
ど~でもイイんだけどよ…
事実は小説より奇なり
ってことよ。

えっ!?
信じらんねーよ!

なんてことは誰にでも あるだろう。
智和、お前にだってあるだろ。



今回は
遠い昔に聞いた伝説を
勝手に本人に なりきって
勝手に話を構築してみた…
当然、無許可  ♪ヽ(´▽`)/

では、
お時間いただきます。




俺の名前は 坂内智和。
将来、
うんこベンツ と呼ばれる男だ。

だが、この時点での俺は
店で一番の人気者。
そう。
ナンバー1ホストと呼ばれていた。
尊敬と憧れの眼差しで見る者はいても
当然、この俺を おちょくる者など
誰一人として居なかった…
永尾和人、立花孝志、芳本涼
この三人に出会うまでは。



その日も俺は、店で
高級ブランディーとシャンペンに
そして、ババァ‥ 否、
御婦人たちは、
俺のトークとスマイルに酔っていた。
変わらぬ日常。
その平穏を引き裂いたのは
客の見送りから戻った後輩の


『智和さんッ! た、大変です!!』


店中に響くほどの声だった。
ざわついた店内が
その瞬間、静まりかえった。



『何事だ。騒々しい。
店に入れず列をなす俺のファンが
暴動でも起こしたか?』

『そんなこっちゃ、ないっすよ!』


俺の、小粋な返しにさえ
食いぎみにツッコんで来た後輩の様子に、
誰もが、ただ事でないと理解した。
しかし、俺はナンバー1の智和。
冷静に反応した。
お客様に不安を与えては いけない。
両脇にマダムを抱え、足を組み、
通称、鶴のポーズ で余裕を見せた。


『この場で言える話か?』


静まりかえった店内で
皆、後輩に注目し言葉を待った。
BGMのユーロビートが
この時ばかりは
場違いな雑音に聞こえた。
だが、
その雑音に負けない声で叫ぶ




『智和さんの車に
ウンコ詰められてます!!!』




はっきり聞こえたにもかかわらず


「はあ~?」


アホな子みたいな返事を
してしまった。

しかし、なんだ今のは。
俺の耳が おかしくなったのか、
コイツの頭が おかしくなったのか?
よく見ればコイツ、
大変だって言ってるワリに
口元、少し笑ってねーか?

俺は、水商売で特殊能力を身に付けた。
表情で人の心が読めるのだ。
確率は、2割。まあまあだ。

笑いをこらえた この表情…
つまらねえドッキリに違いない。
に、しても‥
ネタなら最低。
マジなら笑えねえ。
じゃあ、
なんで こんなこと言うんだ?
どう落とす気なんだ?
平民の考えは解らん。
まぁ、付き合ってやるか…



『俺様のメルセデスが
どうしたって?』







『プッ、ププッ、……
メ、メルセデスにウンコデス!
ブッ、ブワハッハッ~!
やっべー、腹痛てー!
笑わせないで下さいよ~!
うんこネタで笑ったの
小学生 以来っすよ!』




こ、殺してえ。
コイツ、こんなことの為に
俺様を出汁にしやがったのか。
この場で息の根を止めてやってもイイが
ここは夢を見せる場所。
血を見せるワケにはいかない。


『ちょっと表 出るか。』


俺は、席を立った。
湿原を飛び立つ鶴の如く。
その姿…  優雅。

そして、
後輩と店の外に出た瞬間、
まさかの後輩ダッシュ!
俺の殺気に気付いて逃亡か!?
しかし、彼の走るその先には
朝日を浴びて耀く
我が愛車  メルセデス ベンツ。
彼は、そこで止まると
なにやら指を指している。
近付いて、その先を見ると…


『な、なんじゃコリャ~!』


彼の言ったことは
嘘でもネタでもなかった。
俺の便通‥ 否、ベンツにウンコ。
しかも、ご丁寧に
運転席のドアノブに詰めてやがる。
それを目にして はじめて
ネタの方が良かったと気が付いた。
すると後輩が


『どこぞの腐れホストの仕業っすかね?
妬んでとか…。』


『どこのチンパンジーじゃーっ!?』


『いや、知りませんよ。
チンパンジーじゃねーし。
それより、
俺が今からスタンド行って
洗車して来ますよ。』


『お、お前…  良い奴だな…
あれ…  おかしいな…
な、涙が止まらないや…。
お前のせいかな?
ウンコのせいかな?』


『あっ!でもダメだ。
ウンコ付いてて
ドア開けらんねーや!
ブァッーハッハッ~~!!』



やっぱ殺す。
2回殺す。

俺が殺し方を考えていると
彼は、
ビルの掃除用のホースを引いて来て
車を洗い始めた。


『冗談っすよ!
ちゃちゃっと流して
洗車して来ますよ!
ワックスもね!』







(この後輩が昔
生き別れた弟だったんだよな。)






   (   )  ↑    それは、ねーわ!











なぁ~~~んかよ…
気が付かねーうちに
秋なんだって?
新年の挨拶したのが
まるで昨日のことのようだよ。

っつうかよ…
いつから秋なんだよ?


そんで、そろそろ

「冬の足音が聞こえて来ます」


とか言うんだろ。



冬の足音?
聞いたこと ねーわ。
立花だ。宜しく頼む。





俺は、
落ち着いて見られることが多いが
実は、全く落ち着きがない。
営業中でも、じっとしていられず
よく一人で、夜の街を さ迷った。
そんな当時、二日酔いは日常で

二日酔いには迎え酒

俺は、
この教えを忠実に守っていた。
おかげで、
何日酔いか分からない日々が続いた。
この頃、ようやく
〈二日酔いには迎え酒。〉
この教えに疑問を感じ始めた。
そんなある日…


例の如く、二日酔いの俺は、
店に客が入っても
酒を飲む気になれず
一人、深夜の街に出た。
店を出て数分、
胃腸はもとより
足腰まで悲鳴をあげ始めた。
まるで歩く気にならず
ガードレールに腰を下ろした。
そこへ、
阿保面をした後輩(うみと 仮名)が現れた。
どうやら店の買い物を頼まれたらしい。
寄って来た後輩に


『コーヒー買って来て!』


俺は、そう声を掛けた。
すると、
一瞬、躊躇した後輩は


『えっ?
どんなのがイイですか?』


『なんでもイイわ!』


面倒臭げに、そう答えた。
普段なら、この会話

『どんなのがイイすか?』

『あぁ、ほろ苦いやつな!』

『微糖っすか?』

『おぅ、お前の青春の思い出くれー
ほろ苦いやつな!
甘酸っぱい とか、やめろよ!
気持ち悪りぃーから!』


お約束の やり取りがある。
会話を
最高のコミュニケーションツール
として操り
言葉の魔術師と呼ばれたこの俺が
二日酔いを理由に この数秒を
省いてしまった。
これが、後に
そんなことになるとも思わずに。

それから数分、
買い物袋と阿保面を下げた
後輩が戻ってきた。


『孝志さぁ~ん、
こんなんでイイんすかねぇ?』


俺は、それを受け取り


『そうそう、これこれ!
これでね、サッサッっと…
ゴミ掃いてっ、と…!
ほら、キレイになった!
って!
これ、ほうき じゃねーか!』



などと、イカした
乗りツッコミなど
出来る訳もなく、
ただ、呆然…


『は?』


まるで状況が理解出来ない俺。

目に映るのは
眩しいほどのネオン。
けたたましい街の喧騒。
ワケの分からん
ドンキホーテの音楽。
そして、
手渡された ほうき。


まるで異世界。
パラレルワールド。


二日酔いで思考停止の脳。
目の前には
半笑いの阿保面。
右手には、真新しいほうき。
そして、BGM に
ドン、ドン、ドン、ドン~キ~~♪
この状況を
どう理解しろと?
たどり着いた俺の結論…



『あれ?
もしかして俺…
空飛べんじゃね?』




俺が、ほうきを
股関に挟もうとした瞬間
俺を異世界に飛ばした張本人が
俺を現世に呼び戻す。


『あれ?
「ほうき 買って来て!」って
言いましたよね?』


コーヒー買ってきて   →  ○
ほうき買って来て       →  Ⅹ



お母さーーーん!
ただいまーーーっ!
今日の おやつ な~に~~!
僕ねぇ、
異世界 行って来たよ~~!

都会の真ん中で
危うく ほうきに股がる
とこだったよ~~!
寸前だったよ~~~!


現世に戻った喜びを
心の中で母に伝え
完全に状況を理解した俺は
後輩に向かって一言、
最高の決め台詞



『感謝と顔射くれー違うわ!』



その言葉に後輩は



『は?』



ウケるどころか ポカン。

パラレルワールドに
ブッ飛ばしてやったわ。




と、まあ
昔、こんなことが あったんだけど…

最近、町を歩いてて…
昼の 3時くらいかな。
とある交差点に差し掛かったとこで


『バカ野郎~!』


って声がしたもんだから
そっちを見ると
建築現場の下で
大工の親方らしき人が
若い大工 相手に怒ってるワケよ。
ちょうど信号も赤だったんで
何気なく、それを見てたんだわ。


『バカ野郎~!
お前、どんな耳してんだ!』


そう言って怒鳴る親方の手には
ほうき!
建築現場だから
ほうき持ってても不思議じゃねーけど
明らかにに違和感。
そう。
ほうきが新品!
まだ、ビニール被ってる。


『お前なぁ、
コーヒーと ほうき
間違えるなんて
聞いたことねーぞ!』



♪ヽ(´▽`)/


で~すよね~~~!

ラーメンと ザーメンくらい
違いますよね~!


俺は、この奇跡に
ゆるんだ顔を戻すことが
出来ずにいた。

対照的に
親方は吠える



『もういいっムカムカ
お前、これで掃除してろっムカムカ!』



そう言って
ほうきを突き返した!

チッチッチッ  ポイント"
親方ぁ…
そこは




そう言って、コーヒー渡さなきゃ!