佐倉という後輩がいる。
彼の紹介は どうでもイイ。
佐倉が、こんなことを
言ってキターーーーー!
いや、
言ってきた。
『孝志さん‥
俺、今度 二泊で旅行に
行くんですよ。
で‥、その間 うちに来て
ワンちゃんに
ご飯 あげて貰えませんか?』
(は? 何 言ってやがる)
『そんなもん、
テメェーの女に頼みやがれ』
すると佐倉は
『いや‥
そのテメェーの女と
旅行なんすよ』
頭にキターーーーー!
いや、頭にきた。
『バカヤロー! なんで俺が
お前達のラブラブ旅行の
ケツを拭かなきゃならん』
俺の言葉に佐倉は
『金 払いますよ』
『かしこまりました。
ご主人さま!』
即答した。
この瞬間、後輩佐倉は
俺の 雇い主 になった。
佐倉様の部屋には、何度か
遊びに行ったことがある。
そのとき彼に
2匹の犬コロを紹介された。
『この子が 〇〇ちゃん。
で、こっちの子が
〇〇ちゃん。』
・・・・・
覚えられん。
つうか‥
どうでもイイ。
【白いの】と【黒いの】
で、充分だ。
旅行の前日
鍵を取りに来てほしい
と、連絡があった。
その連絡に俺は‥
『雀荘まで持って来やがれ』
その言葉を呑み込み
『かしこまりました。
ご主人さま!』
まるで、俺が犬である。
旅行 当日。
佐倉様のマンションに行くと
彼は、すでに出掛けた後だった。
渡された鍵で、
部屋のドアを開けると‥
2匹の犬コロ共が、
尻尾を振りながら
摺り寄って来た。
『媚びるんじゃねー

犬コロ共!』
クチにしては、みたが‥
それは仕方ないことなのか‥
こいつらも
〔俺の中に流れる狼の血〕
それを本能で悟ったのだろう。
強い者に媚びるのは
人間だけでは ないようだ。
5分後‥‥
俺の足に しがみ付いて
腰 振ってやがる!
オイ オイ!
俺の狼の血は‥‥?
お前の本能は‥‥?
つうか‥
俺様を
“ オナペット ”に
するんじゃねー
