アサヒビールが、アジア企業初の2023ラグビーワールドカップフランス大会のワールドワイド・パートナーに決定したのだそうです!

「ワールドワイド・パートナー」というのは、ラグビーワールドカップにおける最高位のスポンサーと位置付けられいて、アサヒビールはビールをはじめとするアルコール飲料やアルコールテイスト飲料カテゴリーで、これまでのハイネケンに代わり唯一の「ワールドワイド・パートナー」となるのだとか。

 

しかものこ「ワールドワイド・パートナー」は6社限定となっているようで、2007年の大会から導入されたのだそうですが、長期契約が多いことから、新しい企業が割って入るのは容易ではなかったのだそうで、2019年日本大会の6社も2015年大会と同じ顔ぶれとなっていて、2023年のフランス大会も各社の主要市場であるヨーロッパでの開催であるため、新規参入は難しいと思われていたのですが、ここにきて驚きの発表ですよね。

 

とはいえ、これには深い事情があるようで、実はフランスではスポーツ会場でのアルコールの提供や広告が禁止されているのだそうで、そのためハイネケンが冠スポンサーとなっているラグビーの欧州選手権も一時は「Hカップ」と呼ばれていたのだとか。

 

そんなわけで「試合会場でどれだけビールを売れるのか懸念を抱いたハイネケンと、国際統括団体ワールドラグビー側の交渉が難航していたようで、そこにアサヒビールが割って入り、交渉を進めたのだとか。

 

なんといってもラグビーファンはサッカーファンの6倍ビールを飲むという調査もあるようで、販売する側からすれば、先ほどの事情を考慮してもメリットは大きいと踏んだのでしょうね。