だいぶ間が空いてしまいました。4月中旬に訪れた山梨の話です。
山梨旅行二日め、最初に訪れたお寺は大善寺。
通称「ぶどう寺」葡萄🍇を持った薬師如来さまで有名ですよね。ドラマ逃げ恥のロケ地でもありました。
今はご開帳の時期でないことは分かっていたけど、山梨まで来たら行ってみたいところです。
当寺の開創は奈良時代(718年)、行基菩薩が白川渓谷岩上で霊夢により感得された像ー片手に葡萄をもち片手で結印した薬師如来と日光・月光菩薩の薬師三尊ーを刻み安置して開かれたと伝えられます。
その後、行基が村人に葡萄の栽培法を教えたのが、甲州葡萄の始まりとされているそうです。
では行ってみましょう。
駐車場の入り口にバーが降りており、入場する前に拝観料を支払うシステムになっていました。
お寺でこんなふうになっているところは初めてでびっくり!
案内に従いまずは客殿の庭園などを拝観してから、石段を登って山門からの本堂を目指します。
更に石段
足元には桜の花びら
更に登って登って…
国宝 本堂(薬師堂)
ひっそりとした空間
お堂って落ち着きますよね…
※画像はパンフレットより
今回は拝むことができませんが、閉ざされているお厨子の中には、薬師如来像(葡萄薬師)、日光・月光菩薩像がいらっしゃいます。
平安時代初期の制作で、三像ともにサクラ材の一木造です。
薬師如来さまは約85cm、日光・月光菩薩さまは約103cmということです。通常このお厨子の中に3体納められていると、日光・月光菩薩さまはきゅうくつなのでは?と思ってしまいますが、意外と中は広いのかな。
※画像はHPよりお借りしました
そしてお厨子の両側には、大きな日光菩薩立像と月光菩薩立像、十二神将立像がいらっしゃいます。
こちらは鎌倉時代、仏師蓮慶により制作されたとされています。ヒノキ材の寄木造で、両目には水晶の玉眼がはめ込まれています。
日光・月光菩薩像は、薬師如来像の脇侍として造立されることが多いことや本像の大きさから、本来は「新仏丈六」の脇侍像であったと考えられています。
パンフレットと
ご本尊のご開帳は5年に一度、前回が2023年でしたので次回はおそらく2028年ではないかと思います。今回、両脇の仏さまに仏パワーをいただくことができましたが、次はぜひ🍇薬師さまにもお逢いしたいなぁ〜と思いながら、次のお寺へ向かいました。













