遺体が反応し、吉平達は驚嘆した。
やがて、目が微かに開いてくると、何か物を言い出した。
「Where is………」
何言ってんだこいつ!
側近の一人がおもちゃのハンマーで金髪の頭を叩くと、また気を失ってしまった。
一方、違う側近の一人は、急いで料理室に向かっていた。
野草のお粥と水を用意して、一人の人命を救うために、あわてふためきながらも、せっせと動いていた。
そして1時間が経過した。
体を起こせるまで回復した金髪人(吉平達は彼を金髪人と呼ぶことにした)と吉平達は一生懸命に交流をはかろうとしていた。
何やら紙に書いてみたり、ボディアクションしてみたり、愛想笑いしてみたり、しかし一向に通じ合うめどは立たなかった。
さっきから何言ってんだおめえ!
側近の一人が再びハンマーで頭をなぐろうとしたが、周りがそれを阻止した。
そしてハンマー野郎はお粥のおかわりを持ちに行かされた。
金髪人はふとあたりを見渡すと、寝台に寝かされた遺体に気付くと、今になって仲間だと感づき、大粒、小粒、全ての形の涙を流しはじめた。
それを見ていた吉平達は、涙を流す理由を自然にすぐに察知した。
吉平は同情の心で見つめた。
そしてこれが彼らの最初に成立した交流である。
そしてこれが最後の交流であった…
続く