まちの活性化… | 播州赤穂フィルムコミッション -Banshu Ako Film Commission

まちの活性化…

まちを活性させようとこの赤穂にも多くの団体があります。

僕らの団体、FCは…

ロケ地依頼があれば、写真撮ったり、その地、施設と交渉したりして、興味を持ってもらえたら、ロケハン同行、それで、条件が合えば、メイン、監督さんロケハンがあって、全ての条件合致しだいで、撮影してもらって、その現地での協力。

その業務をたんたんと行う団体です。

まちの活性化までは、まだまだ。

何年か前までは撮影ある度に、今回で最後にしよう…と思っていたこともありました。

けど、カレコレ、3年半前の話。

ここの使っていない診療所で撮影での話。



身内で綺麗に掃除して(時間なくてそのままで受け入れしようとしていて、それはダメだろう…と)、現役の診療所としてのセッティング。小さな芝居場だったので、待機・支度場もなくて。
演者さんが、表に座って、台本を読み込んでいました。

ホラー系の映画で撮影隊の人数も少なく、こじんまりと目立たなくやっていたつもりだったのですが、門の前に小学生が集まり出す。

“司令官やっ!”

うん?

その演者さん、その年のレンジャー系の司令官役だったのです。

多くの小学生がもっと集まり、もうヒートアップ。

何で、何で、司令官が…ここに 司令かーん!と叫び、手を振ってくれて、キャー

撮影も始まり、音を止めないと

そこで、中学生の女の子の登場となります。

あんたら、静かにしー 撮影の邪魔したらあかん

警備も兼ねて、近くで聞いていると

何で、司令官がっ、ここ(赤穂)に?

その質問もぴしっと答えます。

あんたら、赤穂は凄いんやで。有年にも草なぎくんとか来とったんやで

バラッドなんちゃらで…

えっー(なんで?なんで?なんで?)

あんたら、静かにしー 何せ、凄いんやー

その一喝で、小学生の皆さま、しーんと静かに。

何も声かけなく、お行儀よく見学してくれてました。

その後、特殊メイクしてた演者さんが出てきて、

ギャーと退散(小学生走る)

その中学生の女の子は

(あの子たち)ごめんなさい。がんばって下さい!と一言残し、爽やかに自転車で去っていく…

あら、どうしようもない(…その後)

子供たちのわくわく

まちの活性までは到底、不可能ですが、わくわくまでは何とかしたいなあ

その時に勝手に交わした約束でした。

あの子たちも今や、中学生、高校生だと思います。

まちのど真ん中で撮影なんかしちゃって、撮影協力、エキストラ体験なんかしてもらって、

しっー

って、仕切ってくれる彼女がそこにいること、夢みてます。