フイルムコミッションをしたかった理由 | 播州赤穂フィルムコミッション -Banshu Ako Film Commission

フイルムコミッションをしたかった理由

最近、BAFCで取材を受けることがあります。


その時、なぜFCをしたかったの?とよく聞かれます。


その時、決まって、姫路FCが誘致した映画“ラストサムライ”書写山圓教寺のことを出してしまいます。


実際、小さい時に行ったことはありますが、映画公開後、行った記憶は…


ほんとは何に感化されたのか、考えることがあります。


やっぱり、“ブラックレイン”なのかも…


約20年前の映画です。その頃、高校を出て、大阪で浪人をしていました。ラジオが唯一情報源でした。


朝、浜村淳さんの番組を聞くのが日課でその中に、映画紹介のコーナーが必ずあります。映画を見た感覚になってしまう… そこまで種明しするの… それを聞くのが何故か好きで…


ある日、“ブラックレイン”のエキストラの募集があって…


エキストラ? そんな言葉聞くのも初めてで… よく聞くと、映画に出演できるとか…


浪人の身だった為、また田舎ものだった為、興味はありましたが、さらっと聞き流していました。でも、この大阪ででっかい映画の撮影があるんだ!とわくわく感だけは残り…


翌年、その映画の公開があり、またまた浪人の身でありながら、見に行ってしまいました。


そこで、松田優作さんの演技にど肝抜かされ… どの主演も食ってしまってる~ 迫力、恐怖、威圧


凄い映画やったんや と


その足で、ロケ地に行ってみると 


ぞーぞー


背中にはしる、感覚! この地がこういうふうに撮られるのか! 映像が目の前に!


そんな感覚(どんな感覚?)から、学生時代、映画三昧になってしまいました。


時は過ぎ、そのまま大阪で就職し、大阪市内の営業担当となりました。


ある日、大正区を初めて廻った時、


あれー! ブラックレインのロケ地! あのでっかい製鋼所!


ここやったんやー! 


近くにあの めがね橋まである!


ぞーぞー


またまた、蘇りました。


映画のシーンと現物がラップする感覚。。。


その感覚。


自分が生まれ、育ったこの赤穂の土地で、その感覚を味わってもらいたい。


それを赤穂の子供達に。


そこから思うこと。


考えることが出来たり、これからの自分を想像したり。


ひとりひとり思うことはいろいろだと思います。でもひとつのきっかけになってくれれば…


ぞーぞー


それが


撮影を誘致するメリットでは駄目なのでしょうか?


お金をおとしてもらうことだけが一番なのでしょうか?