私は、夏になって浴衣を着る機会がとても多くなりました。
強い雨模様でない限り、ほとんど浴衣を着ています。
外でも、浴衣を着ている方を、見かける機会も出てきました。
今日はおばあちゃんと、小さいお子さんもいたので、お孫さんでしょうか。
三人とも浴衣を着ていました。
幼い子は、真っ赤な子供浴衣で可愛らしく、懐かしくなりました。
小学校高学年らしき女の子は、ややくすんだオレンジ色に小花模様の浴衣と、今年流行りの、くすみ色でしょうか。
昔の浴衣には、なかった色合いです。
そしておばあちゃんは、白地に水色の太縦縞に水色の金魚の浴衣でした。
帯はオレンジ色でした。
縦縞の浴衣ですが、水色という色合いもあり、やや難しい浴衣を着ているなぁ、と思いました。
縦縞の着物は素敵ですが、呉服屋さんから、誰でも縦縞が似合うわけではない、と聞かされました。
縞柄が合うかどうかは、顔に近づけて見るとよいでしょう。
浴衣も裾ではなく、顔に近づけて見るのが一番です。鏡の中で自分に合うかどうかが、分かります。
ネット販売で買うときにも、浴衣を拡大して顔のそばに当てて、鏡でご覧になってみてください。
そんな中、私は縦縞が似合う部類に入るそうで、それを大事にしなさい、と言われました。
実は、縦縞は細縞柄、太縞柄、よろけ縞、立涌など、様々あって、なかなか合わせるのに、難しいかも知れません。
今日、お召しになっていた方は、ややふくよかな体型に、少し太めの縦縞の浴衣でした。そこに、金魚の丸い感じもあったので、少し、横に広がって見える印象になっていたように思います。
帯は、明るめのオレンジで、反対色を選ばれたのだと思います。
しかし、もしかしたら、同系色の水色か、青色、もしくは、黒か灰色など、寒色系を選ばれると、締まった印象になり、スッキリと見えたかと思います。
または、柔らかな色合いもよいのではないでしょうか。
決して、着物警察のように着こなしに文句を付けるつもりはありませんが、私自身が、色々とコーディネートの勉強になったと思っています。
私は常々、年配になっても、明るく若々しい浴衣や着物を着るのを推しています。
素敵に浴衣も、若々しくお洒落に着られたらよいですね。
若い方も、どうぞ、水色の縞柄の浴衣に、同系色や寒色系や、柔らかな色合いの帯を合わせてみてください。
スッキリとスタイルよく見えるかと思います。
縦縞柄なら、細い縞柄や、モノトーンもお勧めです。こちらは淡いピンクの大輪のバラの半幅帯です。