朝ドラ虎に翼~桂場裁判官の名判決文は実際に存在した | 風月庵~着物でランチとワインと物語

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朝ドラ虎に翼、今日は寅子の直言パパたちに、全員無罪が言い渡されました。

そして、その中でよまれた判決文は、名文と褒め称えられました。実はその判決文は、桂場裁判官が書いたものということでした。


この名判決文、実際にも存在したといわれています。

ドラマでは

「検察側が提示する証拠は、自白を含めどれも信憑性に乏しく、本件において検察側が主張するままに事件の背景を組み立てんとしたことは、『あたかも水中に月影を掬いあげようとするかのごとし』

すなわち、本件判決は証拠不十分によるものではなく、犯罪の事実そのものが存在しないと認めるものである」

とあります。

穂高教授は、この文章を書いた桂場さんに対して、褒め称えるだけでなく、ロマンチストだと言いました。

『あたかも水中に月影を掬いあげようとするかのごとし』
  
との部分かと思います。

ドラマでの桂場さんは、それだけではなく、圧力を掛けてきた者に屈しないと憤りました。

さて、この名判決文ですが、実際の裁判でもあったといわれています。

一連の起訴内容は事実無根であり、検察側の捏造であったことを強調するような一文も存在するそうです。



 
毎朝、見ていて、見ごたえもあり、またユーモラスでもあり、こうして過去の裁判の名判決文に繋がると知ったり、今回の虎に翼は、本当に見ていて内容も出演者も、とても面白いです。

判決文とはいえ、その例えが、月と水とは、まるで放送中の大河ドラマ光る君への平安時代を、思い起こさせます。

演じる松山ケンイチさんも上手で、存在感がありますね。