ローソンの『カーサ・スベルカソー・シラーズ』という税抜き500円クラスのワインが、高級店のワインより美味しいという噂があるので飲んでみました。
カーサ・スベルカソー・シラーズ
普段飲みのワインは、いつもは大体が1000円クラスからにしています。
しかし、お正月にかけてネットで、お買い得のワインセットを何セットか飲んでいました。
そのワインの中には、一本あたり500円台のワインもありました。
さて、今回の評判になっているワインは、果たして高級店で出されているようなクラスのワインと言えるのでしょうか。
カーサ・スベルカソー・シラーズは、チリワインで、品種はシラーズです。
キャップはスクリューキャップ
さて、抜栓直後、香りをかいでみましたが、香りという香りは、ほとんど感じられませんでした。
まず、第一に、この香りが感じられないのは、高級店で出されると言われるワインとは違うというのが、私の正直な印象です。
私は、ほぼ毎日、レストランのランチでワインをいただきますが、高級なワインではなくても、グラスを傾けると、ワインの香りが、それぞれ美味しそうに香ってきます。
果実だったり、木樽だったり、土の香りだったり。
赤だけではなく、白にも、それぞれ独特な良い香りがあり、とても楽しいです。
次に一口飲むと、果実味が、やや弱く感じられました。
私はイタリアワインが大好きで、ストレートな果実味や酸味が好きなのですが、それとは全く違いました。
また、シラーズの産地オーストラリアのワインとも違います。
チリの赤ワインは、もう少しワインの果実味、酸味、またタンニンも、おいしく感じられるチリワインは、たくさんあるように思いました。
このワインは、タンニンもほとんどなく、まるで、甘さが少ない、ノンアルコールのブドウジュースを飲んでいるように思いました。
このワインをどうするか。
よく、ソムリエさんが話していますが、割りばしなど、木材をワインに入れて、木樽の香りをつけたら、何とかなるように思います。
感想としては、私はやはり500円台のワインの域を出ないと思いました。
高級店では、このようなタイプのワインは、私は出さないと思います。
以前、ケンゾーエステートのワインのテイスティングの会に出ましたが、大変素敵な香りと、ふくよかな果実味、そして深いタンニンと、心地よいワインの数々でした。
高級店で出されているワインとは、このようなワインのテイストではないかと思います。
残念ながら、今回話題のローソンのチリワイン
カーサ・スベルカソー・シラーズ
は、500円クラスのワインかと、私は思います。
合わせた料理は、肉団子でしたが、ペアリングにも、ややワインは物足りなかったです。
これは、あくまでも私個人の感想ですので、普段ワインを飲みなれていない人や、カジュアルなワインを好みな人は、飲みやすく美味しいと思います。
私はリピートは、無しです。
ローソンで売っているワインで、お勧めするワインなら、スペインワインの
エヴォディア
こちらは漫画『神の雫』にも出てきたワインです。
1000円台で、とても美味しいワインが味わえます。