隣の席のバアサン三人のうち、大声でうるさく喋り続ける隣のバアサン。
同年代と思われる向かい側のバアサンに
「あなたは帽子を被るから、取ると髪がどこも、ベタ~として、どうにもならないのよ。持ち上げるとかして、ふわりとさせないと。私の髪はふわふわだから」
大声の大袈裟な仕草で力説。マウント取ってるし。言われたバアサン、圧倒されて声が小さい。
イヤ…マウントバアサンの髪も、薄くて細いよ。自慢するほどのものではないと思う。
すみませんねぇ、私もニット帽を被ってきたんですけど。
それより最初、私が座ろうとしたシートに防寒具のコートを無造作に広げていたよね。座られないんで、私に指摘されて、すみませんといっていた。
人の髪型がどうのとマウント取るより、自分の行いじゃないかな。
わぁ、うざい。ずっとマウント取ってる。
バアサンになってもマウント取りたいのかねぇ。
聞こえてくる言葉に、ウンザリしてる。
私は、マウントなんか取りたくない。
うひゃ~今度は猿みたいな声出して大袈裟に笑ってる。
マウント取りは、どの年代でも嫌だな。
あぁ?
「私は目がパッチリしてるから。私は目が大きいから。他の人は皆、ブス」
あまりのことに、吹き出してしまった。
どの顔が言う。
思い込み?どこが目が大きい?
他人をブス呼ばわりは、見苦しいな。
聞き苦しいから、静かに話せよ。
ちなみに、高齢になると、目が小さくなっていくと言われている。
自分は女優さんと同じ向きで、写真を取るそうです。
これが吹き出さないで、いられるか。
マウントバアサン、コントか。
これぞ、老害だろうな。
私は、ちゃんとニット帽を被って帰ろ。
今日は氷点下で寒いからね。