涙が止まらない『こいごころ』 | 風月庵~着物でランチとワインと物語

風月庵~着物でランチとワインと物語

毎日着物で、ランチと色々なワインを楽しんでいます。イタリアワイン、サッカー、時代劇、武侠アクションが大好きです。佐藤健さんのファンで、恋はつづくよどこまでもの二次創作小説制作中。ペ・ヨンジュンさんの韓国ドラマ二次創作小説多々有り。お気軽にどうぞ。

畠中恵さんの時代小説『しゃばけ』シリーズの最新刊が7月に発売されました。


タイトルは


『こいごころ』


単行本の帯には


「また会いたい」

最後に唯一、それだけを願っていた。


永遠の命を持つはずの妖にとっての最期とは…。



今回は物語は五つ、


おくりもの、こいごころ、せいぞろい、遠方より来る、妖百物語


その中でも、タイトルの『こいごころ』は、思わず涙涙になってしまいました。


若だんなに以前、稲荷のお祭りの時に出会って、優しくしてもらった思い出を胸に、妖の力が弱くなってきた子狐が、若だんなにまた会いたいと思う、唯一の願いを胸にはるばる訪ねて来ます。


妖は本来は妖力を持っているので、大変長生きですが、子狐は力が弱まっていきます。このままでは先々、その存在が失われてしまうことに。


そうならないために手を打とうと、皆が考えを巡らします。優しく迎え入れる妖や若だんなたち。そして楽しい宴会。


子狐はどうなっていくのでしょう。


途中から涙で潤んできました。最後は涙、涙で、止まらなくなりました。


「また会いたい」最後に唯一、それだけを願っていた。


表紙の帯には更に


感涙必至の初恋に胸キュンが止まらない!


とありました。


こいごころ


それ以上かと思います。


涙が止まらない、傑作の逸品です。