先日 日曜日の大河ドラマ 鎌倉殿の13人は、頼朝から目が離せませんでした。
自分の行く末について、というより命に不安と焦りを感じる頼朝。
色々なお告げにすがる姿も、迫真の演技でした。
赤子を近くに置くと命を吸いとられると言われて、孫を抱くのを嫌がる場面では、面白いコントのように、進める側と拒む側のやり取りが、笑いを誘いました。
餅を喉につまらせて、あわてて背中を叩かれ、吐き出すと『死ぬかと思った』と一言。
様々なことをお告げに結びつけ、テンポよく進んだところで、振り回されないように生きようと悟った矢先、馬に乗った帰り道、身体に異変が起きて、その場で落馬。
従者の『佐殿!』の叫びが虚しかったです。
悲劇ではありますが、実にさりげなく、またおごそかで静かな場面でした。
史実の落馬という場面を、このように描いていただいて、感無量の頼朝の集大成だったと思います。
大河ドラマ 鎌倉殿の13人は、クスリと笑えるシーンから、裏切りなど怖いシーンや悲劇など、盛りだくさん。見ていてとても面白く、あっという間に時間が過ぎていきます。
脚本と出演者がピタリと合った、素晴らしい大河ドラマになっていると思います。
これからも楽しみです。