TVアニメ『鬼滅の刃』遊郭編 第7話「変貌」 | 風月庵~着物でランチとワインと物語

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ネタバレありです。まだの方はご注意下さい。


昨晩のTVアニメ『鬼滅の刃』遊郭編 第7話「変貌」は禰豆子の鬼としての変貌した戦いが凄かったです。


この禰豆子のあまりにも変貌した容姿に、海外では14才の少女の姿を性的に表しているといった批判的意見も出ているようですが、まず禰豆子は人間ではなく鬼だということ。変貌した姿の時に竹枷が口から外れています。いわゆる外観はモンスターだということ。ですから血気術爆血も身体能力も、それまで少女の姿で堕姫に戦いを挑んで来たときとは雲泥の差、だということ。動けなくなった炭治郎を救うべく戦う禰豆子には大きな怒りと兄への援護のため、鬼としての最大限の変貌が成されたのではないでしょうか。その血は鬼舞辻無惨の血が入っています。小さな少女のままで戦闘能力が最大限な姿はかえって不自然かと思います。それに、身体は大きくなっても着物はそのままです。襦袢は小さいまま。襦袢までどんな魔法で大きくするのですか。着物を着ている私としては、一枚一枚、襦袢も着方を身体に合わせて着ています。変貌して大きくなった身体に襦袢の前合わせが合わないのは当たり前です。


禰豆子は無限列車の時に共に戦い、鬼殺隊の一員として認められています。宇随天元の戦闘シーンも息を飲むほど凄かったですし、堕姫と兄の妓夫太郎も明らかに強敵でした。次回はもっと凄い戦闘になること必至です。


また、天元の三人目の妻の年齢は15才の設定だったかと。もう15才で結婚しています。彼女の姿は取り上げず、禰豆子の大人の身体に変貌した姿だけを批判するのは、やや片寄った見方かと思いました。そして時代は大正時代だということ。現代より年齢は大人に近い扱いであったと思います。


私は鬼滅の刃は、戦いながら困難を乗り越え、協力したり成長したり、亡き家族を思ったり、友情が芽生えたり、そして迫力ある戦闘シーンと技の華麗さ、映像の美しさとして、楽しみに見ています。


鬼として暴走した禰豆子を食い止めたのは兄であり、その兄を起こしたのは亡き弟であり、禰豆子に子守唄の記憶を思い起こさせたのは、亡き母です。禰豆子は涙を流し、最後にはちゃんと小さくなって眠ってしまいました。そこまでちゃんと物語を見て考えて欲しいと思いました。