少し前から寝ていたレトロな柄の小紋。
綺麗な状態なのですが、柄や八掛けの色、また裏の正絹からみて、結構昔のもの、50年ほど前のものかもしれません。
しかし、帰ってから、あれれ?と何となく疑問がわき、調べてみたら、源氏車なんですね。そうでした。もう、すっかり抜け落ちていました。
源氏車と片輪車の違いはというと、元々は源氏車、しかし、この源氏車を実際に牛車として使う車輪として組み立てるのに、乾燥で割れたり外れたりしないように強化策として川の水に浸す。
その時の波の間に間に源氏車が描かれているのが、片輪車、という柄になるそうです。
つまり、同じ源氏車でも波に浮かぶ片側の輪車になると、柄の呼び名が変わる。
おぉ~何と素晴らしい。日本の文化。
日本人ですが、驚きと素晴らしさに脱帽です。
着物、レトロでとても素敵です。もしかしたら、私が 子供の頃に作られた着物かもしれない。
そんなことを思うと時空を飛び越えてこの着物を着れるようでワクワクします💖