鎌倉からバスに乗ると、報国寺へは浄妙寺のバス停で降りることになります。
浄妙寺では茶室でお茶をいただきながら、美しい枯山水の庭を、ゆっくりと眺める事が出来ます。
美しい庭、枯山水の静かな風情です。
茶室の近くには石灯籠と手水が
ここに、可愛い小鳥が水浴びに来ていました。
枯山水の庭を眺めながらいただく、お茶と干菓子。
竹林の中でいただくお茶と干しとは、また違うお味です。干菓子には柔らかなあんが入っていました。お茶も枯山水の庭の方は甘く柔らかく感じられ、竹林の方は若々しい緑のほろ苦さを感じました。
小さな和菓子の中にも、不思議と枯山水の庭を見るようです。
茶室から窓の向こうをながめると、まるで絵ようにみえます。
拍子木のような四角い窓枠、そこから臨む緑の豊かなこと
対照的に、床の間には白く『無心』と書かれた掛軸が
再び庭に目を向けると、山鳩が落ちた木の実を啄(ついば)みに来ていました。その姿は、まるで枯山水の中の水を流し始めるようでした。
お時間がありましたら、浄妙寺を訪れてみて下さい。枯山水の静かで自然な、柔らかな時間に浸(ひた)る事が出来ます。