酔っ払ったまま本を読んではいけない。
『陰陽師 瘤(こぶ)取り晴明』を読んでいたら、オデコをぶつけた。痛て~★☆。こぶは出来てないかなぁ。
ヨンジュン兄さんに笑われそうだ。
しかし時々、時代小説の言葉に触れるとホッとする。綺麗な情景だったり、ワクワクする様子だったり。
*『陰陽師 瘤取り晴明』本文より、ほんの一部をご紹介
晴明は、白い狩衣を着て、柱の一本に背を預け、片膝を立てて、その上に肘(ひじ)を無造作にのせている。肌が抜けるように白い。切れ長の眼。女のような紅い唇。甘い蜜でも含んでいるような微笑みが、常にその口元に浮かんでいる。
博雅が、杯を持ち上げれば 、軒からほろほろとこぼれてきた月光が差し込んで、酒の面(おもて)にきらきらと踊っている。その月光を、酒と共に口に運ぶ。月の光を飲む。
「なあ、晴明よ」
博雅は、うっとりと酔ったように溜息をついて言った。
「こうして、月の影を杯に受けて酒を飲んでいると、なんだか腹の中から身体中が月の光で満たされてゆくような心もちになるものだなあ」
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☆ペ・ヨンジュンの韓国版陰陽師って、雰囲気があっていいだろうなぁ。似合うと思う。やってくれないかなぁ。