森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」 | 乱雑日記 

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愛でもない、絶望でもない、無情でもない

夜は短し歩けよ乙女


本屋大賞のノミネート前の1月ごろ買ったのに今頃読み終えた。本屋大賞は2位だっけ?


恋愛小説って言っていいのかな? 「私」の「黒髪の乙女」に対する片思い物語とそれに付随する奇妙な人たちの物語…。京都というのが重要なポイントになっていると思う。


京都=観光地というのが一般的なイメージだと思う。しかし個人的な京都のイメージは「雑然」。


京都って、観光地、住宅街、学生街、繁華街などが連続していて、新しいもの、古いもの、洗練されたもの、猥雑なものが渾然一体としている。その雑然とした雰囲気(特に学生街?)がこの小説に登場するキャラクターたちがしでかすキュートなエピソードとマッチしていて、好きだな。


上手くいっていれば京都で学生生活を送っていたはずだったのに…、そんな憧れもあるのかもしれない。今でも京都に一度住んでみたいなと漠然と思う(夏は暑くて大変だけど…)。


古風な文体もポップに読めてくるし、どの登場人物の風変わだけど、みんな厭味が無い。モリミって上手いな。最近とみに注目されている小説家になった。直木賞候補にもなったしね。今後も注目!



http://www.kadokawa.co.jp/sp/200611-07/