■ 子供の頃はよく降った。

 私が育った松本市は、冷え込みは厳しいが降雪は少ない。

 しかし、小学生の頃は雪が降ると、長靴をズッポリ埋めながら通学した記憶しかない。

 今から考えると、子供心に積雪を過大評価したためと、雪なんかは降って当たり前だから少しくらいの雪は雪でない(変な表現)と思っていたためだろう。

 今は下火になってきたが、老いも若きも、猫も杓子も冬になるとスキーをしていた。

 長野市の小学校はスキー教室があるが、松本市の小学校はスケートを教えていた。

 スキー場と違い、スケートは狭い土地でできるから、少しはうまくなった。

 この前、何年かぶりにスケートをやったら、真っ直ぐしか進まなかったが。(^^;

 私にとって「冬」は「コタツに入って、ミカンを食べながら、ネコと戯れる」。これが最高の生活だった。(他にも書いたが)

■ 東京で暮らしていると、年に2~3回降る雪が楽しかった。

 東京はノーマルタイヤばかりだから、雪が降ると車の数が極端に減り、なおかつ雪が音を吸収するから、昼間でも静かな一日を過ごすことができる。

 数年に一回は都心でも10cmを越える積雪となり、子供達は雪合戦や雪だるま作りに精を出していた。もっとも翌日には融けてしまうが。

 自動車を買い、ときどきスキーに行くころから、雪をいとおしむようになった。

 休日前夜に国道を走っていき、スキー場の駐車場で仮眠を取るのだが、夜間の雪道は交通量が少なく、ノーマルタイヤにチェーンをつけるタイミングを見計らうのが難しかった。

 FF車だから、少しは左右に滑りながらも前に進んでくれるが、駐車場の立ち木にブツケタこともあるし、ノーチェーンをつけて運転してカーブを曲がった途端に急な下り坂となり、100メートル程度の下り坂を10分以上かけて、亀が歩くようにずり落ちていったこともある。

 (アイスバーン、下った先が急な右カーブで左側はガードレールがないガケ)

■ 長野市に引っ越してきた年は、大雪の当たり年と言われた。

 今シーズンは大丈夫だろうとタカをくくっていたら、年末からどんどん降ってきた。

 まぁ、降り始めはこんなものかと楽観視をしていたが、年が変ってからは一粒がゴルフボールくらいの雪粒が舞うこともあり、一日に降った量としては観測史上6番目(らしい)もの雪で長野市内が覆われた。

 車道はいいが歩道や家も回りは雪が降るとすぐ掻かなければならない。

 まとめて後で雪かきしようなんて考えていると、降り積もった雪の重さで地面に接している部分が凍って固まってしまう。

 そうなると悲惨だ。

 軽い合成樹脂のスコップでは掻きだすことができずに、重い金属製シャベルを使わないと削ることができない。

 昼頃まで雪が降り、午後晴れたときは照り返しが眩しくて気持ちがいいが、表面の雪だけ融けて染み込んでしまい翌朝になると道一面がアイスバーンとなってしまう。

 車の運転は怖いが、歩きの人は大変だ。雪のないところは氷なので、わざわざガリガリの雪の塊の上を選んで、おっかなびっくり歩き進むことになる。

 靴屋さんでは、カカトの下に鉄製の滑り止めをつけた靴を売っている。

 滑り止めは普段は引っ込んでいるが、凍った道を歩く時に引っ張り出すと、ガリガリ地面を引っかいてくれるのだ。

 今朝はその靴を履いて出勤すべきだった、、、、、、、