理解して欲しいとか

他人に承認されたいとか

わかり合えるとか思っても

パンドラの箱の最後の希望より

小さい透明で微かに見えない

塵芥のようなものがあるかどうか

わからないのが人の優しさの種

ただ生まれきてただ去っていく

人間なんてそんなもの

その間に優しさに触れられた人は

この上のない幸せだ

何事もない世界を見て今日を生きて

1杯のコーヒーが飲めて

夕暮れを迎えられるのなら

上々なのかもしれない


陽が昇らない事も

雨がやまない事も

当たり前にそこここにある