先日、こういう女性の存在を知った。
つい最近まで現役でホワイトハウス のTOP記者。
Helen Thomas さん、89歳。
昨日まで知らなかった。
とくに悪いことしたとは想えない。
親戚ではないし詳しいことは知らない。
でもきっと
何十年も報道の世界に生きて
自分の役割を知っていた人間…
そう感じたよ。
今の世の中には たくさんの本や情報がある。
それこそ、あふれかえるほど。
それでも
どこまでも つづくような荒野の
とても拡い青空の下へ
独り立ちすくんで
自分の周囲の自分が見える範囲を見わたしてみたとき
そこへ生きていて ほんとうに役に立つモノなんて
いくつあるのか？
最初に想い描いた理想や
自分自身に忠実に 何かつづけるって大変かもな。
そして他人の心配してるヒマもないほど
めまぐるしく変わる世の中って残酷だな。
いなくなったヒトは どんどん忘れ去られてゆく。
みんな 流れ星みると
好き勝手に願い事とかするくせに。
それでも
どこからか継いてきたヒトの歴史の仲で
とても遠いところから 今この瞬間に
生かされている存在として
たとえ たった独りきりの生きた証であっても
自分の周囲の自分で知る範囲だけが自分を生かしているわけじゃないから
今のいま誰の役に立とうと立つまいと
自分自身の眼で見た事実や実感したことは
おそらく 次の世へ残しておいたほうがいい。
Good Luck Helen
Time After Time - Tracy Chapman