テメェ様で創造して意識向上に役立てる覚醒材料☂ネタ： 自分て小さいと思う瞬間？ いつもだよ。
参加中 眼が見えないわけでもない
耳が遠くなったわけでもない
口を噤んで遠慮してるわけでもない
今も あのフェンス を登っている
この生涯に誓って
そこからまた引きずりおろされることも覚悟で
まだ登ってる最中なんだ
かつての傷は癒えたはずだけど
手足が血だらけになる前に
その金網から どんどん
他の者たちは振り堕とされて逝ってしまった
風が強いんだよ
崖っぷち這いあがるのと同じくらい大変かもしれない
でも所詮、いつかは足場が朽ち果てるフェンスに過ぎない
向こう側は まる見えで
なにも危険なことはないのに
そこに聳え、立ちはだかり
そこいらじゅうに張りめぐらされた金網…
登る場所も位置も決められてる
ときどき 「それがヒトの人生」などと勘違いしてる奴もいやがる
だから最期まで昇れず
落下するか 途中、身にまとった知識や財産とか
身のまわりの物質がひっかかったところで 干からびて
永遠に浮かばれないミイラみてぇになっちまってやがる
ザマミロだよ。
そいつらが風に煽られ 揺れるフェンス
反動で堕ちないようにしないとな
おっと、こんなとこで休憩してる暇はない
まだ生きてるんだから
