夜空に浮かぶオレンジ色の満月がスゴイでかくて…  | “Mind Resolve” ~ この国の人間の心が どこまでも晴れわたる空のように澄みきる日は もう訪れないのだろうか‥

クチコミネタ:初デートの思い出

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高校三年のとき、「もう、どうにもできない」という心境で
メシも喉を通らないほど、恋愛に悩んだ時期があった。
世の中、女より男の方が未練がましく生きてしまう生き物なので、
実際は22歳くらいまで ずっと引き摺ってた存在なんだけど。
“mieko”という名前で、誕生日が7月14日だった。
当時、華道クラブにも所属していた俺は、
その日、紅いバラを一輪あげただけなんだけど、
それから十五夜も過ぎて、
高崎の街を ただブラブラと二人で歩いただけの二回目のデートの翌日の夜、
「一緒に死んでもいいよ」
という、途切れ途切れの会話の中に、
夜空に浮かぶオレンジ色の満月がスゴイでかくて・・・
その日から俺は「いつか自殺する」という道へ逸れて行った。
その思いは彼女にしか判らない・かも知れない。
思春期の男女が簡単に肉体関係を結ぶような世の中で、
すれ違う心と心の間柄でも、「約束は必ず守る」という二人の関係。
情けなくも涙する俺の気持ちが判っていた彼女。
無理矢理 キスしたら
「・・・バカ。」 とか云われた。
可愛かった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
       つづく。  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 暇なやつだな。  
 
 
December 12, 2005  
 
 
The First Time